May
19
Sunday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

17°C Rain
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 五輪連続金メダルのラミレスがWBOフェザー級王者に ドグボエは2階級制覇ならず

五輪連続金メダルのラミレスがWBOフェザー級王者に ドグボエは2階級制覇ならず

2023年4月2日 17時09分

米オクラホマ州タルサのハードロック・ホテル&カジノで1日(日本時間2日)行われたWBOフェザー級王座決定戦は、同級2位ロベイシー・ラミレス(キューバ)が1位アイザック・ドグボエ(ガーナ)に3-0判定勝ち。エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)が返上したベルトを獲得した。

ラミレス(右)は技術戦で勝利した

2回、左を口火にチャンスがつかんだラミレスの攻撃でドグボエは抱き着いてピンチを逃れる。しかしドグボエは3回から右ボディー打ちを繰り出して挽回に努める。4回に右カウンターを返したドグボエにラミレスはサウスポースタイルから左ストレートをコネクト。前半、ポイントは拮抗したように思えた。

抜け出したのはラミレス。7回に左ショートフックを痛打するとスキルの勝負に持ち込み、ラウンドを連取する。ガーナ人は前進を繰り返しアグレッシブに対処するが、右強打はラミレスにかわされ、顔が腫れ出す。

テクニックの勝負に持ち込んだラミレスは会場のキューバ人の応援を背に快調にラウンドを重ねる。それでも序盤のようにドグボエがピンチに陥らなかったのは気力が充実していたからだろう。最終12回にスリップ気味ながら左でドグボエをマットに落としたラミレスが勝利にダメを押した。

公式スコアは117-110、118-109、119-108でラミレスが支持された。

プロでも頂点に立ったラミレス

プロでも頂点に立ったラミレスは12勝7KO1敗。「チャンピオンになってプロでもメダルを獲得した。天才のコーチ(イスマエル・サラス・トレーナー)に感謝したい。ゆっくり休んで次はフェザー級のベルトを統一して行きたい」と語った。

WBO・S・バンタム級に続く2階級制覇を阻まれたドグボエは24勝15KO3敗。「結果(スコアカード)はひどいものだ。それにあれはノックダウンではない。リマッチを望む」と不満を隠せなかった。

セミのフェザー級10回戦は、これまで2度世界挑戦歴があるジョエト・ゴンサレス(米=WBC4位)がホセ・エンリケ・ビバス(メキシコ)との打撃戦を制して3-0判定勝ち。スコアは99-91に98-92が2者。 Photos by Mikey Williams/Top Rank

Related article
関連記事