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前ヘビー級3団体王者ジョシュアが大差判定で再起 見せ場つくれず前途多難

2023年4月2日 11時02分

1日(日本時間2日)でロンドンのO2アリーナでリングに上がったヘビー級前3団体統一王者のアンソニー・ジョシュア(英=写真)がジャーメイン・フランクリン(米)に12回3-0判定勝ちを収めた。スコアカードは118-111に117-111が2者。ジョシュアは現在IBF&WBO&WBAスーパー統一王者に君臨するオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)に連敗し、再起戦だった。

初回の攻防でジョシュアは鼻血を流す。フランクリンの左ジャブが有効だった証に思えた。それでも序盤ジョシュアは右を断続的に決め、左ジャブでフランクリンのアタックを阻んだ。しかし徐々にクリンチが多くなり、随所に左アッパーも浴びせるものの、印象的なシーンが訪れない。

計量でキャリア最重量をマークしたジョシュアは単発で終わるシーンが目立ち、畳みかけることができない。10回には右アッパー、同オーバーハンドを決めたがフランクリンはノーダメージ。11回、右を返した米国人は最終回、懸命に体を密着させてジョシュアの決定打を回避した。

終了ゴングが鳴ると、エキサイトしたジョシュアがフランクリンに詰め寄り一触即発の雰囲気になったが、両陣営が割って入り事なきを得た。ジョシュアは25勝22KO3敗。フランクリンは21勝14KO2敗。

試合後、ノックアウト勝ちを狙っていたと明かしたジョシュアは昨年交渉が流れたWBC王者タイソン・フューリー(英)との対戦を希望した。しかし関係者やメディアから「以前のジョシュアではなくなった」という投稿も見られ、前途多難が予測される。

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