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佐々木尽の強打爆発 小原佳太を飲み込み3回TKO勝ち ウェルター級世界王者に宣戦布告

2023年4月8日 17時49分

WBOアジアパシフィック・ウェルター級タイトルマッチは、WBA10位、WBO11位にランクされる王者の佐々木尽(八王子中屋)が挑戦者でWBO同級8位の小原佳太(三迫)に3回1分13秒TKO勝ち。ウェルター級頂上対決を制し、同王座の初防衛に成功した。

佐々木は最後、右で小原を沈めた

21歳のハードパンチャー佐々木の勢いか、世界挑戦経験もある36歳のベテラン小原の経験か。高いKO率を誇る両者の対戦はスタートから目が離せなかった。

佐々木が初回、鋭いジャブを立て続けに突き刺したかと思うと、じっと止まって小原の攻撃を待った。さらに左右のフックを振り抜き、左右のボディ打ちも出していく。小原は足を動かしながら佐々木の動きに対応した。

2回、佐々木は左ボディ、右フックをコンビネーションで小原に迫る。しかし佐々木が前に出てパンチを出したところで、小原の右ストレートが炸裂、佐々木がキャンバスに転がった。小原はここで攻め急がない。佐々木のダメージもそれほどではない。ラウンド終盤、佐々木の右フックが決まって、小原がダメージを負う。佐々木のパワーが小原を凌駕し始めたように見えた。

3回、前に出る佐々木が左、右、左ボディを打ち込むと小原がうずくまるようにダウン。立ち上がった小原はなんとかサバイバルしようとしたが、最後は佐々木が右を打ち下ろすと、これを小原がキャンバスに背中からバッタリと倒れ、主審がノーカウントで試合を止めた、

佐々木は15勝14KO1敗1分。これまでS・ライト級で日本、東洋太平洋、ウェルター級でWBOアジアパシフィック、日本王座を獲得している小原は5本目のベルト獲得に失敗。19年3月、クドラティーリョ・アブドカクロフ(ウズベキスタン)とのIBFウェルター級挑戦者決定戦以来の敗北。26勝23KO5敗1分。

佐々木の話「2ラウンド目(ダウンは)つまずいたんですよね。ああいうアクシデントも経験できてよかった。試合を受けてくれた小原選手、ありがとうございました。練習でやってきたことが勝手に出た。ウェルター級の世界チャンピオンたち、スペンスとかクロフォードとか待ってろよ、という感じです」

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