デービスvs.ガルシアの中量級対決が注目される今週末、IBF･S･フェザー級タイトルマッチが22日（日本時間23日）、英カーディフのカーディフ・インターナショナル・アリーナで開催される。王者シャフカッツ・ラヒモフ（タジキスタン）に地元出身の前王者ジョー・コルディナ（英）が挑む。

ようやく実現した対戦だ。コルディナ（15勝9KO）は昨年6月、同じ会場で尾川堅一（帝拳）を衝撃的な2回KOで下してタイトルを獲得。11月にアブダビで開催の初防衛戦でラヒモフを迎え撃つはずだった。しかし手をけがして手術。IBFはコルディナの王座をはく奪した。これにより11月の王座決定戦にはラヒモフ（17勝14KO1分）が出場。ザルファ・バレット（英）に9回TKO勝ちで新チャンピオンに輝いた。

イギリスのブックメーカー、ウィリアムヒルの出しているオッズは、ラヒモフの勝利が3倍、コルディナの勝利が1.36倍。地元にチャンピオンを迎えたチャレンジャーの有利と見ている。屈辱の敗戦から今月1日の再起戦に勝利した尾川（現IBF6位）が王座返り咲き、コルディナへの雪辱を狙っている。試合の模様はDAZNでライブ配信される。Photo by Mark Robinson / Matchroom

■S･フェザー級世界王者（日本人ランカー）
WBA　エクトル・ルイス・ガルシア（ドミニカ共和国）
WBC　オシャキー・フォスター（米）　力石政法（緑）6位　尾川堅一（帝拳）8位
IBF　シャフカッツ・ラヒモフ（タジキスタン）　尾川堅一（帝拳）6位
WBO　エマヌエル・ナバレッテ（メキシコ）　力石政法（緑）9位