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元WBCバンタム級王者ウバーリ 初黒星のドネア戦から今週末2年ぶりカムバック

2023年4月25日 9時33分

元WBCバンタム級王者のノルディーヌ・ウバーリ(フランス=写真)が29日(日本時間30日)、フランス北部のドゥエーでおよそ2年ぶりの復帰戦を行う。36歳のサウスポーは今回の試合を再び世界に挑戦できるかどうかを見極めるテストマッチと位置づけているようだ。

ウバーリは2019年1月、ラスベガスでルーシー・ウォーレン(米)を下してWBCバンタム級王座を獲得。19年11月に来日し、暫定王者だった井上拓真(大橋)を退けて2度目の防衛に成功した。21年5月、3度目の防衛戦でノニト・ドネア(フィリピン)に敗れて王座陥落。これがプロ初黒星で以来リングから遠ざかった。

リング誌によると、ウバーリ(17勝12KO1敗)は「リングに戻るのは何より楽しむためだ」とカムバックの理由を説明。「今回の試合で自分の立ち位置、キャリアを続けたいかどうかが分かる。もしすべてがうまくいって、欲求がまだあれば、再び世界チャンピオンを目指すだろう」と話している。

8回戦で対戦予定のリカルド・マルティネスはスペイン在住のニカラグア人で、戦績は9勝6KO9敗の中堅選手。井上尚弥(大橋)が4団体王座を返上したバンタム級は、拓真が王座に就いたWBA以外はまだ空位の状態で、しばらく混戦模様が続きそう。ウバーリが完全復帰をはたすことができれば、今後タイトル戦線に絡む可能性も出てくるだろう。

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