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3戦目で東洋太平洋フェザー級戦のホープ 堤駿斗 プロ初KO勝利をレジェンドたちが期待

2023年5月24日 14時48分

 東洋太平洋フェザー級王座決定戦を1週間後に控えるプロ2戦2勝のホープ、堤駿斗(志成)が24日、都内のジムで公開練習を行った。堤は31日、後楽園ホール「Life Time Boxing Fight4」でジョー・サンティシマ(フィリピン)と空位の王座を争う。

佐々木トレーナーとミット打ちを披露した堤

 4月上旬から1カ月のラスベガス合宿を行い、合宿の前後と合わせて100ラウンド近いスパーリングで腕を磨いたという堤は「けがもなくここまでは順調。あとは疲労を抜きつつ確認作業をする」と落ち着いている。リミットまであと5キロのウエートも「予定通り」で、練習でもよく汗が出ていた。

 ラスベガスではイスマエル・サラス・トレーナーの指導を受けて海外選手とスパーリングを重ね、帰国してからは本格的にサンティシマ対策に取り組んだという。

 堤は世界タイトルマッチを経験しているサンティシマの印象を「強振してくるタイプ。パンチを上下に打ち分けて、相手の距離、脚をつぶしてフック系を振ってくる」と分析。その上で「自分の距離で戦うことをテーマに練習してきた」と語り、具体的には前の手(左)の使い方に磨きをかけたと明かした。

堤をはさんで左から畑山、川島、竹原の各氏

 この日は元世界王者の川島郭志、竹原慎二、畑山隆則の3氏が練習を視察。畑山氏が「堤選手はネクスト・モンスターの最右翼。コツさえつかめばバンバン倒せる気がする。倒し方を覚えてほしい」と話したように、レジェンド3人は堤にプロ初となるKO勝利を大いに期待した。

 デビューからの2戦を「KOを意識するあまり力んでしまった。自分のボクシングをしたい」と反省する堤だが、だからといってノックアウトを捨てているわけではない。国内最速となる3戦目での東洋太平洋王座獲得を目指すホープは「倒して勝てれば100点。完封できれば合格点。そこを目指して1ラウンド、1ラウンド、大切に戦いたい」と決意を言葉にした。31日の試合はABEMAで無料ライブ配信される。

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