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保田克也がWBOアジアパシフィック・ライト級王座獲得 アピチェットとの乱戦制す

2023年6月3日 21時53分

 WBOアジアパシフィック・ライト級王座決定戦が3日、後楽園ホール「第3回WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインで行われ、同級1位の保田克也(大橋)が同2位アピチェット・ペッチマネー(タイ)に3-0判定勝ち。自身初のタイトルを獲得した。スコアは115-113、116-111、118-109。

ダウンの応酬となった4回の攻防

 サウスポーの保田とアピチェットはともに慎重な立ち上がり。遠い距離からフェイントを掛け合いアクションが少ない。2、3回とアピチェットが先手を取って攻撃。試合が動いたのは4回だった。保田が前に出たアピチェットに右フックを合わせてダウンを奪う。会場が一気に盛り上がる中、今度はアピチェットの右カウンターが決まって保田が尻からキャンバスに転がった。

 中盤はアピチェットが右を、保田が左を狙って駆け引きを続けた。両者ともに時折ボディを叩くものの決定打は出ない。もみ合うシーンが多く、染谷レフェリーが忙しい。先に手を出すのはアピチェットだがクリーンヒットは奪えず、保田のカウンターもきれいに決まらなないが、左ボディにカウンターを何度か決めた。

 終盤に入っても拮抗した状態が続いた。両者ともに疲れが見える中、保田は頭からくるアピチェットに手を焼きながら、カウンターの左ボディを何度か決めてジャッジにアピール。最終回、アピチェットが保田を投げ飛ばし、レスリング行為で減点1。もみ合いが最終ゴングまで続き、両者ともに疲弊した。31歳の保田は11勝7KO1敗。33歳のアピチェットは15勝5KO1敗。

保田(右)は苦労の末に判定勝ち

 勝利者インタビューで保田は「今日は何が何でも勝とうと思っていたので素直にうれしい。思ってた以上にうまくて距離も遠かったけど自分のペースで戦おうと思った。もっと上にいきたい。負けた相手(現日本王者の仲里周磨)にもリベンジしたい」と話した。

藤田(左)は被弾もあったが2回で試合を決めた

◇フェザー級8回戦
藤田健児(帝拳)[TKO2回54秒]ダニエル・ニコラス(フィリピン)

 元トップアマの藤田がプロ4戦目。無敗のニコラスは初回、右を狙っていったが、藤田はポジションを巧みにずらしながら左を上下に打ち分けて試合をコントロール。2回、左アッパーを効かせると、グイグイと連打でニコラスを追い込み、最後はレフェリーがニコラスを救った。アマ153勝の藤田は力の差を見せつけて4勝3KO。ニコラスは7勝4KO1敗。

福井は攻め続けて6回に試合を決めた

◇S・バンタム級8回戦
福井勝也(帝拳)[TKO6回2分54秒]スー・ハンビン(韓国)

 日本同級13位の福井に対し、元韓国王者のスーはガードを固め、体を振って福井に近づこうとした。福井は小刻みにジャブを突き、ボディ打ち、左アッパーでスーの前進を阻む。4回には左アッパー4連発を披露。スーは福井の左フックで右目尻から出血した。

 福井は4回、ペースアップして多彩なパンチを浴びせ、試合はワンサイドに。それでもタフなスーは手を出して抵抗をやめない。しかしスーの右目下の腫れが酷くなり、ドクターチェックをへてストップとなった。福井は5勝4KO。スーは5勝4KO2敗3分。

◇S・バンタム級8回戦
森朝登(ワールドS)[3-0(77-75、77-74、78-74)]秋間瑞輝(宮田)

 長身の秋間がジワジワ前に出て、サウスポーの森は出入りのボクシング。秋間のプレスが少しずつ効いてきたように見えたが、3、4回は機動力で勝る森がサイドに動きながら右フック、左フックを決めてペースをつかみにかかる。

 ところが5回、秋間がロングレンジからアッパー気味の右フックを決めると森がフラフラに。秋間が畳みかけるが、森はこのピンチをクリンチでピンチ連発で逃れた。6回は森がボディ攻撃を軸に接近戦で打ち勝ち再び優勢。秋間は前に出て強打を振っていったが、森は脚を動かしながら最終回は激しく打ち合い、秋間に逆転を許さなかった。森は8勝5KO4敗。秋間は6勝4KO5敗2分。

最後は両者の頭がぶつかって試合は終わった

◇68.0キロ6回戦
シーサー皆川(平仲BS)[負傷判定5回1分24秒3-0(50-45、50-44×2)]松野晃汰(神奈川渥美)

 アマ時代にともに国体優勝経験のある21歳の松野(日本ウェルター級14位)と30歳の皆川の対戦。長身の松野がジワジワとプレスをかけ、サウスポーの皆川がこれを迎え撃つ立ち上がり。皆川は2回、松野のパンチを外して左フックを決めると松野が皆川にしがみつき、崩れ落ちたところでダウンが宣告された。ここをしのいだ松野はラウンド終盤、ワンツーを決めて反撃した。

 松野は攻め手がなく、3回以降もプレスをかけて右を狙うものの手が出ない。皆川が距離を取りながらカウンター、時折まとめてみせてポイントを拾っていく。5回、打ち合いになったところで両者の頭がぶつかり、松野が左目上から出血し、うずくまって悶絶。これで試合は終わった。皆川は4勝1KO1敗。昨年の全日本新人王ウェルター級新人王に輝いた松野はプロ初黒星で3勝2KO1敗。

◇フェザー級4回戦(東日本新人王予選)
山森唯暁(横浜光)[TKO4回2分54秒]山鹿あたる(セレス)

◇S・フライ級4回戦(東日本新人王予選)
吉成亮人(ライオンズ)[TKO2回2分33秒]森俊介(一力)

観衆=1026人

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