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2014年4月13日 21時09分

ニュース | 試合の見どころ | 両選手の比較 | 関係者の予想

NEWS(ニュース)

2014年5月3日(土曜日)
メイウェザーvsマイダナ、賭け率は11-1でメイhttps://boxingnews.jp/wp/news/13629/

2014年5月2日(金曜日)
メイウェザーの保証額は33億円https://boxingnews.jp/wp/news/13610/

2014年5月1日(木曜日)
カーン、ブローナーも公開練習、5.3MGMグランドhttps://boxingnews.jp/wp/news/13588/

2014年5月1日(木曜日)
メイウェザーvsマイダナ、最終記者会見https://boxingnews.jp/wp/news/13582/

2014年4月30日(水曜日)
メイウェザー、マイダナが決戦の地MGMグランド入りhttps://boxingnews.jp/wp/news/13527/

2014年4月25日(金曜日)
メイウェザーが公開練習、マイダナを警戒https://boxingnews.jp/wp/news/13360/

2014年4月16日(水曜日)
マイダナが公開練習、打倒メイウェザーに自信https://boxingnews.jp/wp/news/13013/

2014年3月26日(水曜日)
メイvsマイダナ前座にカーンとブローナー出場https://boxingnews.jp/wp/news/12108/

2014年3月7日(金曜日)
メイウェザーvsマイダナはラスベガスMGM開催https://boxingnews.jp/wp/news/11461/

2014年2月25日(火曜日)
メイウェザーとマイダナ、両雄とも好ファイト約束https://boxingnews.jp/wp/news/11185/

2014年2月25日(火曜日)
メイウェザーvsマイダナ決定!https://boxingnews.jp/wp/news/11178/

2014年2月11日(火曜日)
メイの対戦相手、4メディアの投票はマイダナ支持https://boxingnews.jp/wp/news/10847/

2014年2月10日(月曜日)
カーンがマイダナを逆転、メイウェザー戦ゲット?https://boxingnews.jp/wp/news/10789/

2014年2月4日(火曜日)
カーンorマイダナ? メイウェザーがファンに問うhttps://boxingnews.jp/wp/news/10710/

2014年1月11日(土曜日)
ブローナー再戦要望、マイダナ戦4月実現かhttps://boxingnews.jp/wp/news/10005/

2014年1月1日(水曜日)
「メイウェザーがダメならパッキャオ」カーンが要望https://boxingnews.jp/wp/news/9825/

2013年12月16日(月曜日)
完敗ブローナー再戦熱望、マイダナにはメイ戦浮上https://boxingnews.jp/wp/news/9240/

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Preview(試合見どころ)

ブローナー撃破でマイダナがメイウェザー戦をゲット

 パウンド・フォー・パウンド最強のメイウェザーがいったいだれと対戦するのか─。キャリアの終焉を迎えつつあるメイウェザーの対戦相手選びは、ここ数年ボクシング界の最も大きな話題の一つとなってきた。

カネロを寄せ付けなかったメイウェザー

 メイウェザーがその答えを自身のツイッターで発信したのは37歳の誕生日、2月24日のことだった。
「5月3日マルコス・マイダナと戦う。ショータイムのPPVだ」
 本来なら年初めにも発表されるはずだった対戦相手の決定が遅れたのは、水面下でさまざまな駆け引きが繰り広げられていたからだ。

 1年前ならマイダナの名前が上がることはなかっただろう。しかし昨年12月、メイウェザーの弟分であるエイドリアン・ブローナーにセンセーショナルな勝利を収めたことで状況は一変した。
 それまで最有力候補は英国のアミール・カーンだと言われていた。しかしメイウェザー側がすごく乗り気だったとは言い難く、発表間近と言われながらグズグズした状態が続いていた。そこにマイダナが突如登場し、メイウェザーはカーンとマイダナを天秤にかけることになった。

「ファンに投票してもらいたい。私はだれと対戦すべきか。カーン? それともマイダナ?」
 メイウェザーが2月4日にネットで投票を呼び掛けたところ、初日は79%のファンがマイダナを支持。ところが徐々に差が縮まり、最終的にはカーンがマイダナを逆転してしまったた。しかしメディアの調査ではマイダナを支持する声が圧倒的に多かったため、ファンに間にネット調査への不信感が広がる。それが理由かどうかは定かではないが、最終的にメイウェザーはマイダナを選んだのである。

 マイダナ選出のポイントはPPVの購入件数を読んだからではないか、とも言われる。デラホーヤ戦で240万件、カネロ戦で220万件を記録し、メイウェザーにとってPPVはマネーの源泉だ。テクニカルなカーンよりも、タフなハードパンチャーのマイダナのほうがファンの関心が高く、どうやら金になりそうだ─。そう考えるのも当然だろう。

アウトボクサーとブルファイターの対決

 そう、この試合はより洗練されたアウトボクサーと、典型的なブルファイターの対戦なのだ。メイウェザーの前戦の相手サウル“カネロ”アルバレスも攻撃的ではあったが、ブルファイターという言葉がピタリとくるのはマイダナだ。

ブローナー撃破で躍進したマイダナ

 はたしてマイダナのパンチは抜群のディフェンス・テクニックを誇るメイウェザーにあたるのか? あのカネロにさえほとんどクリーンヒット許さなかったメイウェザーである。大方の専門家は「まあ、あたらないだろうね」と素っ気なく口にするかもしれない。

 しかしである。マイダナにはマイダナの個性があり、それは過去にメイウェザーが対戦した相手とは大きく異なる。カネロ、ロバート・ゲレーロ、ミゲール・コット、ビクター・オルティス、シェーン・モズリー…。直近の5人の名前を並べても、マイダナよりは“正統派”と言えないか。そう“意外性”こそがマイダナ最大の武器なのである。

 直近のブローナー戦を見ると、マイダナのパンチがいかに予想不能なアングルから打ち込まれているか分かるだろう。正統派のストレートから、ボクシング初心者のようなパンチまで。予測が立てにくく、かつ威力があるとなれば、どんなボクサーだって嫌なものだろう。

 メイウェザーはマイダナについて「彼はスペシャルだ。私を一撃で負かす力を持っている。父と叔父のロジャーとじっくり腰を据えてゲームプランを立てたい。そうすれば46勝目を飾れるだろう」と語っているが、本心はそこまで警戒してはいないのではないか。注目のカネロ戦ではしっかり作ってきた印象を与えたが、マイダナ相手に同じコンディションを作れるのか。このあたりにも試合のパフォーマンスに微妙な影響を与える可能性はある。

 いずれにせよマイダナがメイウェザーに勝てば世界を揺るがすビッグニュース。マイダナがメイウェザーをぶっ倒しでもしようものなら、それはマイダナがブローナーを倒した何十倍も痛快なシーンとなるだろう。

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Tale of The Tape(両選手の比較)

WBCチャンピオン
フロイド・メイウェザー(アメリカ)
生年月日 1977年2月24日生まれ(37歳)
出身地  米ミシガン州グランドラビッズ
ホーム  米ラスベガス
身長   173センチ
リーチ  183センチ
タイプ  右ボクサー
アマ戦績 84勝6敗
アマ実績 1996年アトランタ五輪銅メダル
デビュー 1996年10月11日(2回TKO勝ち)
戦績   45勝26KO無敗
世界戦  22勝11KO
タイトル WBC世界S・フェザー級、WBC世界L・級、WBC世界S・ライト級、IBF&WBC世界ウェルター級、WBC&WBA世界S・ウェルター級

WBAチャンピオン
マルコス・マイダナ(アルゼンチン)
生年月日 1983年7月17日生まれ(30歳)
出身地  マルガリータ(アルゼンチン・サンタフェ)
ホーム  ホセ・レオン・スアレス(アルゼンチン・ブエノスアイレス)
身長   170センチ
リーチ  175センチ
タイプ  右ファイター
アマ戦績 ─
アマ実績 2003年世界選手権ベスト8
デビュー 2004年6月12日(初回KO勝ち)
プロ戦績 35勝31KO3敗
世界戦  7勝4KO3敗
タイトル WBA世界S・ライト級
 

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Prediction(関係者の予想)

ノニト・ドネア、西岡利晃、内山高志トークショーから(4月12日)

メイウェザーとマイダナの試合を予想してください。
ドネア おそらくメイウェザーのほうが全然スピードがあるので、一方的な試合になるんじゃないかな。前回マイダナが勝ったブローナー戦のことを言うと、ブローナーの一番の失敗は足を使わなかったこと。メイウェザーは足を使って自分の距離で戦うのがうまい。だからマイダナ対ブローナーみたいな展開は期待できないと思う。

西岡 メイウェザーは足を使いながらパンチを外してジャブでポイントをピックアップしていくと思う。マイダナはだれが相手でも臆することなく前に出て左右のパンチを打っていく。そのパンチも角度なんかは、相手にしてみるとよくわからないんですよ。すごいところからパンチが飛んでくる。あのパンチは一発あたればメイウェザーでも、シェーン・モズリー戦(10年5月)のように足をゆらすか、ダウンもあると思います。それでも、メイウェザーのテクニック、身体能力が有利とは思いますけどね。

内山 おそらくスピードが全然違うでしょう。メイウェザーはブローナーのような距離には絶対にいないと思う。相手にパンチを出すことすらさせないように動くはず。マイダナになったつもりで? うーん(苦笑)。ラフファイトでもなんでも、肩でも頭でもぶつけてロープに詰めたときに、それこそ10発打って1発あてるくらいの気持ちでいかないと無理だと思いますね。最初からこの1発と思って攻撃しても絶対にあたらない。メイウェザーは頭いいですから。マイダナが打とうとする前に動いちゃいますからね。

西岡 そうですね。メイウェザーは相手の動きを見切りながらロープに詰まるときがある。あのときに10発に1発のつもりであてると分からない。

ドネア マイダナのパンチ力? それなりに強いと思うけど、1発でしとめられるほどのパンチ力を持っているとは思わないですね。マイダナが勝つには、ミゲール・コットがメイウェザー戦でやったことの倍くらいやらないと厳しい(12年5月メイウェザーはWBA世界S・ウェルター級スーパー王者コットと対戦して判定勝ち。コットが健闘した印象)。しつこく、しつこくですね。ホセ・ルイス・カスティージョもそうでしたね(02年4月メイウェザーが2階級制覇を達成したが、かなりの苦戦を強いられた。再戦で明白判定勝ち)。とまらずにずっとプレッシャーをかけて打つことでしょう。

やはり予想はメイウェザーの判定勝ちですか?
内山 そうですね。
西岡 そうなっちゃいますね。
ドネア マイダナはタフだし、メイウェザーもそんなにガッとは攻めこまないのでメイウェザーの判定勝ちですかね。

井岡一翔
5月7日に3階級制覇をかける井岡一翔

メイウェザーの勝ち。マイダナはたしかにブローナーに勝って勢いがありますけど、そういう相手を削ってきたのがメイウェザー。以前も言いましたが、前に出て行ってメイウェザーに勝つのは無理やと思うんです。メイウェザーはとにかく頭の切り替えが早い。シェーン・モズリー戦も2ラウンドにいいパンチを一発もらったとたん(スピード重視の)戦い方を変えたでしょう。自分の武器にこだわらず戦法をチェンジできるから……。

長谷川穂積
元2階級制覇王者 長谷川穂積

そらメイウェザー。何も起こらんでしょ。カネロ(アルバレス)で無理やったんですよ。(メイウェザーを破るには)スピードと連打力が必要で、唯一勝てるのはやはりパッキャオでは。僕自身のマイダナへの評価があまり高くないこともありますけれど、(マイダナの勝ちは)絶対にないと思います。

元日本S・バンタム級王者 福原力也

どうでしょう。やっぱり普通にメイウェザーの判定勝ちだと思います。もちろんマイダナはパンチもあって派手だし試合は面白いです。でもスピードはそんなにありませんよね。少なくともメイウェザーと比べるとかなり遅い。マイダナはブローナーを倒したて、はい本番メイウェザーみたいな感じになっているけど、それは違うのかなと。メイウェザーとブローナーとでは全然違いますからね。

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