ペッチ5連勝で通算81勝目

現地時間10日、タイのパトゥムターニー県ランシットにあるランシット・インターナショナル・スタジアムにてペッティンディー・プロモーション主催興行が開催。WBCアジア・バンタム級シルバー王座決定戦が行われ、WBC8位のペッチ・CPフレッシュマート(タイ/118ポンド)がフィリピン8位のノリ・ジェームス・マキリャン(フィリピン/118ポンド)に10回3-0判定勝利を収めた。

OPBF同様、シルバー王座を新設しベルトの知名度アップと承認料収入増を目指すWBCアジア。そのバンタム級シルバー王座がかかった一戦はパワーで勝るサウスポーのペッチが右フック、左ストレートを軸に攻勢をかけてスタート。マキリャンも決定打を防ぎながらいきなりの右を打ち返す。

4ラウンド終了時の採点は3対0(40-36×2、39-37)、そして8ラウンド終了時の採点も3対0(79-73、78-74×2)といずれもペッチ優勢。しかし時折マキリャンもタイミングのいい左フック、右ストレートを合わせ、ペッチが詰め切れない印象を残したままゴングを聞いている。

32歳のペッチは81勝54KO2敗。この2敗は18年12月の井上拓真(大橋)戦、24年10月の中谷潤人(M.T)戦といずれも日本で喫したもので、中谷戦からは5連勝になった。ちなみにこの王座の正規王者は先月、チャン・ドンフン(三迫)に勝利したコンファー・CPフレッシュマート(タイ)で、ペッチと同門のペッチンディー・プロモーション傘下。一方、24歳のマキリャンは11勝8KO5敗。敗れたものの世界ランカー相手に爪痕は残したタイ・デビュー戦と言えそう。

■西田に挑戦したアヌチャイ勝つ
スーパーバンタム級6回戦はアヌチャイ・CPフレッシュマート(ドンスア/タイ/120ポンド)がスパシット・パクック(タイ/120ポンド)に3ラウンドKO勝利。

開始から頻繁にスイッチするスパシットにアヌチャイはじりじりとプレスをかけていく。3ラウンド、スパシットの右フックを外したアヌチャイが左ボディーを打ち込むと、スパシットは一呼吸置いてその場に座り込み、そのまま10カウントを聞いている。WBOアジアパシフィックでスーパーバンタム級11位にランクされる29歳のアヌチャイは21勝10KO1敗。唯一の黒星は24年12月、西田凌佑(六島)に喫したもの。16歳のスパシットは3勝2KO3敗1分。

バンタム級6回戦。来日経験豊富なキティデッチ・ヒランスク(タイ)がジン・ソーサン(ミャンマー)と6回引き分け。

余裕を見せるかのようにゆっくりと動くスイッチのキティデッチに対し、サウスポーのジンが積極的にパンチを出していく。2ラウンド、キティデッチも応戦し打撃戦となったが、ジンは右フックがほぼオープンとなることもあって深いダメージを与えることができない。キティデッチは4ラウンドにサウスポーでスタートするも、その後は的中率でキティデッチ、手数でジンといった展開のままフルラウンドを終えた。来日戦績は5戦全敗の24歳、キティデッチは19勝11KO9敗3分。22歳のジンは3勝全KO4敗1分。

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