フライ級で3階級制覇を狙う元2階級制覇王者の京口紘人（ワタナベ）が22日、後楽園ホール「DANGAN260」のメインイベントに登場。フライ級10回戦でフィリピン同級2位ジャーベン・ママに3回3分9秒KO勝ち。フライ級進出2戦目を飾った。

　「今回は倒したい」という京口はスタートから積極的なボクシング、のぞき見スタイルからプレスをかけジャブ、右ストレート、左ボディを打ち込んでいく。前日計量で400グラム体重オーバーだったママもバックステップを踏みながら左右のフックを振っていった。ラウンド終盤、左アッパーを決めるとママがグシャリと落下。ママは立ち上がったが10カウントとなった。

　京口は「前回判定だったので今回はKOに勝つがテーマだったのでKOできてよかった。今日の結果だけで見ると、最後のアッパーは練習していたパントにだけど、もっと早くあの展開にできる相手だったのでそこは反省点。3階級取れるようにがんばります。

　WBA4位、WBC8位、IBF7につける京口は18勝12KO1敗。25日からヨーロッパ新婚旅行（バルセロナとパリ）に出かける予定で「ダメージがなくて良かった」と笑顔。ママは13勝7KO4敗1分。