近藤明広が今週末 カザフスタンで大一番 無敗強豪にチャレンジ
2023年12月6日 10時09分
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抜群の人気を誇るライアン・ガルシア(米)が階級アップしたことによりS・ライト級戦線が白熱してきた。9日にはWBC王者レジス・プログレイス(米)と前ライト級4団体統一王者デビン・ヘイニー(米)とのビッグマッチが行われる。S・ライト級戦線の現状をチェックしてみた。
世界王者のしのぐ人気者、25歳のガルシアは2日、オスカル・デュアルテ(メキシコ)に8回TKO勝ち。4月にジェルボンテ・デービス(米)に喫したプロ初黒星から再起し、同時にS・ライト級の初戦に勝利した。
ガルシアは試合後、28歳のWBA王者ローランド・ロメロ(米)に対戦を呼びかけた。ガルシアはかつてWBC暫定王座を獲得したものの、メジャー団体の正規王座に突いたことはない。名実ともにスターとなるために世界タイトルは絶対に必要な勲章だ。
ロメロは昨年5月、ライト級でデービスに敗れたあと、今年5月にイスマエル・バロッソ(ベネズエラ)との王座決定戦を制してWBAタイトルを獲得した。米メディアでロメロは「オレは2017年4月20日からヤツに対戦を呼びかけている。これはみんなが待ち望んでいた試合だ」とガルシア戦を大歓迎。「年間最大のPPVファイトになるだろう」と胸を張った。
一方、WBAはロメロに対し、ランク1位オハラ・デービス(英)と3位バロッソの勝者との対戦を義務づけている。この試合はガルシアとデュアルテの試合の前座で行われるはずだったが、デービスのビザの問題で延期とされた。ガルシアとロメロは来春の対戦を希望しているが、はたしてスムーズに実現するだろうか。
9日のWBCタイトルマッチ、プログレイスとヘイニーの一戦は、S・ライト級に上げたばかりのヘイニー有利が大方の予想。そのヘイニーは「この試合に勝てばウェルター級に上げたい」との発言が報じられたが、短期間で2階級上げるリスクは大きい。
WBO王者テオフィモ・ロペス(米)はウェルター級統一王者テレンス・クロフォード(米)の名前を挙げたと報じられたが、こちらも真意のほどは不明。先月25日、初防衛に成功したばかりのIBF王者スブリエル・マティアス(ドミニカ共和国)の次戦は未定ながら、当然ビッグマッチを望んでいる。
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