May
18
Saturday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

26°C Clouds
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > あす井上尚弥のセミ 日本バンタム級戦も注目 堤聖也のV4か、穴口一輝の王座奪取か

あす井上尚弥のセミ 日本バンタム級戦も注目 堤聖也のV4か、穴口一輝の王座奪取か

2023年12月25日 15時32分

 あす有明アリーナのセミで行われる注目の日本バンタム級タイトルマッチも、チャンピオン堤聖也(角海老宝石=53.4キロ)と3位穴口一輝(真正=53.4キロ)ともに計量を一発合格。両者完ぺきな仕上がりを伺わせ、好勝負を期待させた。試合はモンスタートーナメント決勝も兼ねて行われ、勝者は日本タイトルと優勝賞金1000万円を手にする。

王者堤と挑戦者穴口。ハイレベルな一戦となりそうだ

 トーナメントの優勝候補として参戦し、増田陸(帝拳)との激闘を勝ち上がってきた堤「9勝7KO2分)は「いつもと同じ心境ですよ」と風格を漂わせていた。計量では上半身裸となった穴口を舐め回すように見て「いい顔してんな」と確認した。

「(穴口は)脚が早く目がいい、ディフェンスもうまい」と評している。ひとつ懸念されるのが、増田戦で負った右眉上部の傷だ。「切れる前提で練習してきましたし、切りたくないと思ってスパーはしてこなかった」とチャンピオン。切る場面も想定して準備万端整えてきたということか。

 一方、堤にとっても難敵と目される穴口(6勝2KO)は、トーナメントで内構拳斗(横浜光)、梅津奨利(三谷大和S)と連破。増田とはまたタイプの異なるサウスポーで、高い実力を示して堤にアタックする。

「このベルトのためだけに一年やってきたんで」と、高額賞金は一旦傍において上がるリング。堤の実力を高く評価しているが、「でも僕のほうが強い」と穴口は不敵だ。

「やりづらいタイプという印象しかない。気持ちが強く、ずっと手を出している」と堤のスタイルをみている。しかし「近い距離でも、遠い距離でもやれます。相手の土俵でも勝てる」と穴口。これが挑戦者の自信の根拠のようだ。

平岡アンディ(左)とディアス

 同じリングでは大橋ジムの世界ランカー、S・ライト級平岡アンディ、バンタム級武居由樹もノンタイトル戦に出場する。

「ここ最近で一番調子よくこれた」(武居)「コンディションはいい。ここから(の回復)が勝負なので、明日までしっかり休みます」(平岡)と、仕上がりは上々のようだった。

武居(左)とディアス

■12.26有明アリーナ(Leminoで無料ライブ配信)
◇WBA&WBC&IBF&WBO世界S・バンタム級王座統一戦
WBC&WBO王者 井上尚弥(大橋)×WBA&IBF王者マーロン・タパレス(比)

◇日本バンタム級タイトル戦(モンスタートーナメント決勝)
王者 堤聖也(角海老宝石)×挑戦者 穴口一輝(真正)

◇S・ライト級8回戦
平岡アンディ(大橋)×セバスチャン・ディアス(メキシコ)

◇54.5キロ契約8回戦
武居由樹(大橋)×マリオ・ディアス(メキシコ)

◇49.5キロ契約8回戦
坂間叶夢(ワールドS)×ジョン・ポール・ガブニラス(比)

◇フェザー級4回戦
石川優(大翔)×植松風河(駿河男児)

◇S・フェザー級4回戦
佐藤力也(八王子中屋)×遠藤圭介(DANGAN郡山)

Related article
関連記事