WBAがS･フライ級王者の井岡一翔（志成）に対し、ランキング1位の指名挑戦者ジョン“スクラッピー”ラミレス（米）と指名試合の交渉を行うようオーダーした。交渉期限は1月12日から2月12日までの1カ月。

　34歳の井岡（31勝16KO2敗1分）は昨年7月、ジョシュア・フランコ（米）とのダイレクトリマッチに勝利してWBA王座を獲得。WBC王者フアン・フランシスコ・エストラーダ（メキシコ）との統一戦交渉がまとまらず、大みそかにホスベル・ペレス（ベネズエラ）に7回KO勝ちして初防衛に成功した。

　ゴールデンボーイプロモーションズと契約するラミレスは昨年10月、ロナル・バティスタ（パナマ）に勝利してWBA指名挑戦権を獲得。27歳のラミレスはここまで13勝9KOと無敗のキャリアを誇っているが、ビッグネームとの対戦はない。試合が決まれば世界初挑戦となる。