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アマからまた逸材がプロ転向 万能型の吉良大弥 6.27デビュー戦に向けラスベガス合宿

2024年5月17日 12時11分

 アマチュアからのプロ転向が相次いでいるが、志成ジムは15日に記者会見を開き、元アジアジュニア選手権大会の優勝者・吉良大弥(きら だいや・20歳)が同ジムからプロ・デビューすると明らかにした。6月27日後楽園ホールの志成ジムの興行でタイ選手コムサン・カエウルエアン相手にS・フライ級6回戦を予定している。

プロ入りが決まった吉良

 吉良は大阪・門真市出身。ファミリーが営むキックボクシングジムでスタートし、途中でキックのジムが閉鎖になったこともあり、ボクシング一本に。奈良・王寺工高から東京農業大学に進学し関東大学リーグ戦等でポイントゲッターとして活躍していた。

 しかし昨年パリ五輪出場の望みを絶たれたことから、かねて目標だったプロ転向に踏み切ったもの。大学の先輩でもある井岡一翔(現WBA・S・フライ級王者)に直接声をかけられ褒められたことがきっかけとなり、志成ジム入りを決心したという。

 吉良のスタイルは右のボクサーファイターだが、「ひとつの型にはまらない、状況によってアウトボクシングもなんでもできる」(吉良)、つまりは万能型を目指しているという。従って憧れの選手、影響を受けた選手を聞いても、名前を上げず「それぞれの選手のいいとこ取りをしている」と言う。井岡についてはボクシングだけでなく「基本を大切にする考えたも尊敬している」と語る。

 奈良の王寺工高時代に吉良を指導した高見公明監督(現日本ボクシング連盟男子強化委員長)は、今月新王者になった西田凌佑はじめ、寺地拳四朗、名城信男の3人の世界チャンピオンを高校時代に育てた人。他にも数多の名選手を手掛けたが「吉良はセンス抜群。これまで見てきた中でも屈指の潜在能力の持ち主」と絶賛している。

「お金を払って観にきてくれるお客さんに面白いと言ってもらえる試合をしたい」と、プロの意気込みを語っている。期待に応えてどこまで飛躍できるか? 25日に井岡に同道して3週間のラスベガス合宿を予定している。

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