アマからまた逸材がプロ転向 万能型の吉良大弥 6.27デビュー戦に向けラスベガス合宿
2024年5月17日 12時11分
2024年5月16日 20時40分
WBOアジアパシフィック・ウェルター級王者の佐々木尽(八王子中屋)が16日、後楽園ホール「Lemino BOXING フェニックスバトル116」のメインに登場。東洋太平洋同級王座もかけてフィリピン王者ジョー・ノイナイ(フィリピン)と12回戦を行い、5回43秒TKO勝ち。WBO-AP王座は3度目の防衛に成功した。
WBA6位、WBC9位、WBO4位、IBF6位につける「ウェルター級初の日本人世界王者に輝く男」佐々木が左肩の手術をへておよそ10ヶ月ぶりの試合。元WBO-AP・S・フェザー級王者で、ウェルター級に進出したノイナイを迎えた。
佐々木がガードを固めて前へ。サウスポーのノイナイはボディ攻め。左フックを外された佐々木はジャブから組み立てた。ノイナイがコツコツと攻めたが、初回終了間際に佐々木の左フックがヒット、ダメージを与えたように見えた。
2回、佐々木は「来い」のポーズで相手を挑発、ガードの上からパンチを打たせると、その後はノイナイにロープを背負わせると左右のフックをフルスイング。左フックが当たるが、ノイナイも粘り強く対処する。佐々木のアタックは相変わらずパワフルだ。
3回、ノイナイが連打で攻めた。ガードを固めて前に出る佐々木に、ノイナイは左アッパー、右フックを打ちみ、ボディ打ちも使って右に回っていく。佐々木はいきなり嵐のようなラッシュを見せるが、被弾が気になるところだ。
それでも佐々木は4回に左フック、左ボディを叩き込んでノイナイにダメージを与える。4回終了時の採点は40-36×2で佐々木、39-37でノイナイが支持された。
5回、佐々木の強烈な左フックがカウンターで入ると、佐々木が一気にラッシュ。追撃の強打を浴びたノイナイが落下していくと、主審が抱きかかえて試合が終わった。22歳の佐々木は17勝16KO1敗1分。ファンと一緒に「待ってろ世界!」とアピールした。28歳のノイナイは23勝11KO4敗2分。
また、東日本ライト級新人王戦に井上尚弥(大橋)の幼なじみで元Jリーガーの山口聖矢(大橋)が出場。初回にダウンを喫しながら鈴木将斗(本多)に2-1判定勝ちで次戦に進んだ。
◇日本ユースS・バンタム級タイトルマッチ8回戦
津川龍也(ミツキ)[KO2回2分45秒]森田翔大(森岡)
両者は中学時代に2度対戦して津川の2勝。大柄な津川が鋭いジャブで圧力をかけ、森田は前後によく動きながら接近してパンチをまとめようとした。
2回、津川はジャブをビシビシと打ち込み、右にもつなげると、森田の左目が一気に腫れてきた。優位に立った津川が左ボディ、右ボディ、さらに左ボディを突き刺すと、森田がたまらずダウン。立ち上がったものの10カウントとなった。
23歳の津川は日本S・バンタム級4位。13勝9KO1敗。23歳の森田は6勝3KO3敗。6試合連続KO勝ちの津川は「記録にとらわれず、しっかり自分のボクシングをしていきたい。準備をしているので決まるならいつでも(タイトルマッチを)やりたい」とアピールした。
◇S・フライ級8回戦
中垣龍汰朗(大橋)[3-0(80-72×3)]ラードチャイ・チャイヤウェード(タイ)
サウスポーの中垣がプレスをかけ、ラードチャイが右カウンターを狙った。連敗中の中垣は慎重な戦いだ。3回、ラードチャイの右がヒットするが、中垣が左を上下に打ち分けてペースをつかみにかかった。
中垣は5回、ジャブから左につないで何発かクリーンヒットを打ち込んだ。6回も中垣が優勢。左パンチを上下に散らし、右も決めてラードチャイを追い込んでいった。
終盤、中垣は多彩なパンチでラードチャイを引き離した。最終回はラードチャイが右カウンターを打ち返して意地を見せた。連敗脱出の中垣は4勝2KO2敗2分。ラードチャイは13勝8KO13敗。
◇S・ライト級6回戦
中島海二(八王子中屋)[KO2回2分32秒]スラサック・シュンムゲェル(タイ)
◇ライト級4回戦(東日本新人王戦)
山口聖矢(大橋)[2-1(38-37×2、37-38)]鈴木将斗(本多)
◇フライ級6回戦
長谷川優太(熊谷コサカ)[TKO3回1分22秒]梶谷有樹(八王子中屋)
観衆=1083人
2025年4月21日 19時45分
2025年4月21日 18時21分
2025年4月21日 8時18分
2025年4月21日 8時08分
2025年4月20日 20時30分
2025年4月20日 10時36分