健文トーレス今度も世界1位破る 無敗カタラハに際どい2-1判定
2024年8月24日 22時30分
2024年8月24日 22時23分
24日、亀田-ドゥラミニ戦のセミでは、3月にWBC王座を失った前ミニマム級チャンピオンで現同級2位の重岡優大(ワタナベ)が、48.6kg契約10回戦を行い、WBO12位のサムエル・サルバ(フィリピン)に3-0判定(96-94、97-93、97-93)勝利。短い間隔で迎えた復帰戦を飾った。
メルビン・ジェルサレム(フィリピン)にダウンを喫しての判定で陥落した重岡は、左ストレートを上下に打ち込むも慎重な立ち上がり。打ってはステップバックして距離を取り、相手のリターンブローを丁寧に外していこうという意図が窺えた。
サルバは重岡の左を恐れることなく、しつこく右を狙い続ける。が、そのタイミングを読み始めた重岡は、敢然と正面に踏みとどまって左ストレートを徐々に強く打ち込んでいく。右フックでボディーを打ち、意識を散らすのは効果的だったが、正面突破の傾向が強くなるにつれ、サルバの右も合い始めていった。
スウェーバック、あるいはダッキング。打ち終わりに頭の位置をずらしてリターンをかわす動作も見えたものの、どうしてもステップは前後の動作が主体となって、左右への動きを欠いた。だから、手を出せば当てられるというサルバの心理は最後まで潰えなかったのだろう。
復帰戦でこのレベルの相手を選び、リターンを打たれる恐怖心を感じさせなかった重岡だが、攻撃力を生かすために、防御の引き出しを開けるのも一案だ。5回に見せた、ステップ&ジャブによるリズム作りを折々で差し挟めたら、効果的なアクセントになっただろう。
これでプロ10戦(9勝5KO1敗)の重岡。亀田興毅プロモーターは次戦での世界再挑戦を明言したが、まだまだ伸びしろは豊富にある。接戦に持ち込む力を見せたサルバは20勝13KO2敗。
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