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仲里周磨-村上雄大はドロー 日本ライト級王座決まらず 

2025年5月3日 20時14分

 3日夜、後楽園ホールのセミで行われた日本ライト級王座決定戦は、元王者で同級2位の仲里周磨(オキナワ)と同級1位村上雄大(角海老宝石)がフルラウンドを戦い、結果はジャッジ全員が95-95をつけてドロー。三代大訓(横浜光)が返上した王座は埋まらなかった。

仲里㊧-村上の再戦はドローで王座決まらず

 仲里のチャンピオン時代以来約1年半ぶりの再戦。オーソドックス(仲里)とサウスポー(村上)の対決は初回から両者絡み合う場面が続出して前途多難を思わせたが、大柄な村上が右手を攻防に生かし、まずは優位に進めた。

 仲里は右ストレート、右ボディーから攻めたりと、我慢強く切り崩しを図った。5回終了後に発表された途中採点はジャッジ全員が48-47で村上だったが、この回から仲里の攻勢は目立って激しくなっていた。続く6回も攻めの姿勢の仲里は村上をコーナーに詰めて猛攻。上下両方を攻め込まれた村上はよく打ち返したものの疲れが顕著だ。

 主導権を手中にした仲里は7回も右のロングフックでアピール。もうラウンドを落とせない8回の村上は意を決してポイントを奪いに出た。左ストレート、右フックで懸命に対抗。鼻血を流しているが、仲里も左右目上をバッティングでカットした。

 村上は8回の逆襲がきいて再び勝負を混とんとさせた。最終10回に仲里は右オーバーハンドを打ち込んだが、両者のせめぎ合いは最後までもつれた。仲里の戦績は15勝8KO3敗4分、村上は6勝2敗1分。

■64キロ契約8回戦
藤田炎村(横浜光)[TKO3回1分52秒]川村英吉(角海老宝石)

 王座陥落戦以来13ヵ月ぶりの再起戦となった藤田と元新人王の川村が対戦。互いに重い左ジャブを差してスタートしたが、前に行く力の強い藤田が右クロスもちらつかせて押し始める。しかし3回、それまで下がりながらのカウンター戦法だった川村がペースを切り替え、右アッパーからラッシュ。ここは藤田打ち返すも、やがて川村の的確なパンチで守勢に。川村がそのまま右のヒットを重ね、ストップに持ち込んだ。殊勲の川村は6勝4KO1分。再起に失敗した藤田は12勝10KO3敗。

■ミニマム級6回戦
杉浦義(協栄)[判定3-0(58-56、59-55、59-55)]宮川晟(横浜光)

■東日本新人王フライ級予選4回戦
鈴木丈太朗(帝拳)[TKO3回2分2秒]水口滉太郎(大橋)

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