IBF世界S・フライ級王座決定戦の前日計量が17日、神戸ポートタワーホテルで行われ、両選手が一発合格。1位ゾラニ・テテ(南ア)は51.7キロ、6位帝里木下(千里馬神戸)は52.1キロだった。
コミッションドクターに「デビュー以来の最高のコンディション」と太鼓判を押された帝里は「ホッとしています。試合のことは明日の当日計量が終わってから考えます」と笑顔を見せ、おいしそうに夫人特製のスープを胃におさめた。
計量後のフェイスオフではテテと激しくにらみ合い、闘志満々。「この場に立てるのが不思議。明日は何としても夢をかなえたい」と必勝を期していた。「1ラウンド3分、何ラウンドあるのかは分かりませんが、集中力を欠かさなければ勝てます」(帝里)
一方のテテも「すべては明日リングの上で証明する」と多くは語らないが、すごみを感じさせた。「ワクワクして試合が待てません。私がチャンピオンになります」
IBF独自ルールの当日計量は明日9時に行われ、両選手は体重をS・フライ級リミット52.1キロからプラス10ポンド(約4.5キロ)内にとどめていればクリアとなる。試合の審判構成は、レフェリーがデビッド・フィールズ(米)、ジャッジがクリス・フローレス(米)、デオン・ドゥワルテ(南ア)、中村勝彦(日本)の各氏。