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元アマ王者拳四朗、プロデビュー戦判定勝ち

2014年8月4日 11時07分

 元アマチュアの国体チャンピオン、拳四朗(BMB)が3日夜、大阪・松下IMPホールで行われたL・フライ級6回戦でプロデビュー戦に臨み、東洋太平洋ミニマム級11位のヘリ・アモル(インドネシア)に判定勝ちした。立ち上がりから軽快な動きに乗せてジャブをビシビシ決め、4回にはボディー連打してダウンを奪うなど、危なげない試合運びだった。

元アマ王者拳四朗、プロデビュー戦判定勝ち(ボクシングニュース)
アモルからダウンを奪って喜ぶ拳四朗

 アモル(30歳)はこれが56戦目のベテラン。最近は負けが込んでいるものの、2010年にはプロ4戦目の井岡一翔と対戦し、10回をフルに戦いダウンを奪ったこともある(判定負け)。この日も老獪さをみせて拳四朗にKOを許さなかった。

 試合後の拳四朗(本名は寺地拳四朗・22歳)は「リードを意識して戦った。倒し切りたかったけど、いい経験になりました」と、プロ初勝利に笑顔がこぼれた。拳四朗の父は元東洋太平洋L・ヘビー級王者で現在はBMBジム会長の寺地永さん(50歳)。次男のプロ初勝利を喜びながらも「もう少し見せ場がほしかった」と注文もつけていた。次戦は10月19日に地元京都で予定。

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