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殿堂入りメイウェザー 掟破りの現役復帰はある!?

2021年1月19日 13時01分

 米国ニューヨーク州の「国際ボクシング名誉の殿堂博物館」が2021年新規殿堂入りメンバーのリストを発表したのは昨年12月中旬。今回はフロイド・メイウェザー、ウラジミール・クリチコ、アンドレ・ウォードらの元王者のほか、「女子部門」ではモハメド・アリの娘レイラが選出されるなど、ここ数年の傾向通りビッグネームがズラリ。6月10~13日に予定される授賞セレモニーには、COVID-19で延期された昨年の殿堂入りメンバーも集まるというから、今年こそコロナ禍が収束して実現してほしいものだ=ボクシング・ビート2月号より=

PFP最強の名をほしいままにしたメイウェザー

 31回目となる新規殿堂入りメンバーのリストは12月15日に発表された。モダーン部門ではいずれ劣らぬ輝かしい実績を残した3人が選出された。

 中でも5階級制覇王者でPFP最強の名声をほしいままにしたフロイド・メイウェザー(米)が選ばれたのが目を引く。卓越したスキルとディフェンス力をベースにした実力はもちろん、自ら“マネー”と名乗りマニー・パッキャオ戦などで興行レコードを塗り替えたスターパワーは他の選手の追従を許さないものがあった。

 17年がラストファイトで、50勝27KO無敗の戦績を残した。「2021年の殿堂入りメンバーに選ばれて誇りを感じる。これもハードワークと献身の賜物。6月のセレモニーにはぜひ出席したい」と喜びを語っている。

 とはいえメイウェザーは日本と米国でエキシビションマッチを締結するなど、いまだにアクティブな話題が絶えない。パッキアオとの再戦など本式の試合でもカムバックの噂が常に出る。国際名誉の殿堂入りを果たした後、公式試合で復帰した者はいない。もしかして最初の“掟破り”を犯すのはメイウェザーかもしれない。

 18年に殿堂入りした兄ビタリ・クリチコに続き実弟の元ヘビー級統一王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)が選ばれた。アトランタ五輪金メダリストからプロ転向。2度目の王座に就くと9年に及ぶ長期政権を築きWBA、IBF、WBOの統一王者に君臨。15年にタイソン・フューリーに敗れるまで11年も負け知らずだった。最後のアンソニー・ジョシュア戦まで64勝53KO5敗。

 「素晴らしいニュースをありがとう。カナストータの町へ行けるのはとても感動的でアメージングな出来事」とコメントを寄せた。

 またS・ミドル級とL・ヘビー級で複数の王座を獲得したアンドレ・ウォード(米)は、同じく五輪金メダリスト(アテネ大会)で09年からスタートした「スーパー・シックス」で優勝し、S・ミドル級最強を誇示。最後の2戦でセルゲイ・コバレフに連勝しL・ヘビー級統一王者に君臨。32勝16KO無敗でキャリアを閉じた。

 「人生をこの知らせのために過ごしてきた。ついに念願が叶った。これが私の人生の最終章だ」と大感激している。

 この3人のほか4階級制覇王者ミゲル・コットと3階級制覇のジェームス・トニーの殿堂入りが有力だったものの、条件を満たす投票数80パーセントに達せず、今回は見送りとなった。「復帰の心配はない!? メイウェザー殿堂入り」記事全文はボクシング・ビート2月号に掲載しています。アマゾンでもご購入いただけます。https://amzn.to/39mnAkg

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