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サマートレック公開練習、井上真吾トレーナーは自信

2014年8月30日 16時05分

 9月5日東京・代々木第二体育館でWBC世界L・フライ級王者の井上尚弥(大橋)に挑戦する同級13位サマートレック・ゴーキャットジム(タイ)が30日、横浜市の大橋ジムで公開練習を行った。

サマートレック公開練習(ボクシングニュース)
篠田トレーナーとミット打ちするサマートレック

 2月からサマートレックとコンビを組む元協栄ジムの篠田誠司トレーナーによると、挑戦者は真面目な性格で、身長157センチながら200戦以上のムエタイ・キャリアで培った馬力が大きな魅力とのこと。日本選手との対戦は過去1度あり、11年11月に沖縄で日本ランカーの知念勇樹(琉球)に敗れているが、今回は初の世界タイトルマッチだけに、3年前とは気持ちの入り方が違う。

「今までの練習が50とすれば今回は100以上の練習を積んできた。井上はスピードもパンチもあっていい選手だが、経験は私のほうが上(17勝5KO4敗)。ガンガン前に出てボディを決めたい」。ファイタースタイルで王者を粉砕すると宣言した。

 記者会見後はWBO・S・フライ級6位ペッチバンボーン・ゴーキャットジムと2ラウンドのスパーリングを披露。視察した井上真吾トレーナーは「頭から入ってくる右クロスさえ気をつければ、それほど怖くないと思う。尚弥がリードで突き放せば、ガードも低いし、けっこう狙いどころがあるのでは」と分析。減量中とはいえ、サマートレックの動き自体もそれほど軽快とは言い難く、真吾トレーナーは息子の初防衛成功に自信の表情を見せていた。

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