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内山高志、区切りのV10に100%の自信

2015年4月26日 18時17分

 5月6日に東京・大田区総合体育館で10度目の防衛戦に臨むWBA世界S・フェザー級“スーパー”王者の内山高志(ワタナベ)が26日、都内の所属ジムで練習を公開。好調な仕上がりをアピールした。

内山高志がV10に向け公開練習(ボクシングニュース)
貫録十分の内山高志

 4月から同門になった元東洋太平洋・日本ライト級王者の荒川仁人との2ラウンドのスパーリングでは時おり強烈な右を打ち込むなど、長らく痛めていた右の拳には前戦と同様、不安を感じさせなかった。久しぶりの4ヵ月間隔での試合については「前回の試合から体力を落とさずに、すぐに次の練習につなげられたので良かった。もう世界戦も11回目になるので、いつもどおりコンディションは順調」と貫録のコメント。「いつもの試合と気持ちの面では変わりはないが“10”という数字は区切りがいいし、ぜひとも達成したい」と落ち着いた表情だった。

 ムエタイのスター選手としても知られる挑戦者で前東洋太平洋王者のジョムトーン・チューワッタナ(タイ)に対しては「自分の距離、空間をよく知っている選手。相手の長所をつぶすのがすごくうまいと感じるし、そこは天才的」と評価。その上で「サウスポー相手なのでジャブをどれだけ当てられるか、距離感がポイント。自分の距離でストレートが当たれば、試合はラクに進むと思うが恐らくそう簡単にはいかないだろう」と展望を語った。

 内山がポイントに挙げたジャブについて「間合いがわかっているので、同じジャブでも速い展開の中で判断して、角度、タイミング、強さを変えて打ってくる。ボクシングの幅の広さでは内山さんが上。駆け引きの部分で驚くのではないか」とパートナーを務めた荒川。“ボクシングの幅の広さ”という点では参謀の佐々木修平トレーナーも「(ジョムトーンは)格闘技センスがあるし、くっついても打たせないポジション取りの巧さがあるが、引き出しの多さが違う。内山さんのスタイルそのままで問題ない」と自信を示した。

「チャンスがあれば倒したいが、とにかく勝つことに重点を置く」とKOダイナマイトはいつもながらKO宣言は封印。それでも「ここまで準備してきたので、勝つ自信は100%ある」と力強く締めくくっていた。中継局のテレビ東京によれば、当日の放送開始時間は20時59分。解説席にはV13王者の具志堅用高さんが座るという。その他のゲスト解説者などは調整中とのこと。

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