昨夜の大田区総合体育館でそろって豪快KO勝ちを収めた三浦隆司、村田諒太の帝拳コンビが2日、都内のWOWOW辰巳放送センターで会見した。
ビリー・ディブ(オーストラリア)を3回に左フックで沈めてWBC世界S・フェザー級王座4度目の防衛に成功した三浦は傷ひとつない顔。フットワーカーのディブを捕まえるにはもう少し時間がかかると想像していたそうで「ここだと思って出した」一撃で試合を終わらせたのだから強打のほどが知れる。KOパンチの感触は「ボンバー」とのことだった。
今後については、強くて知名度のある選手との対戦を希望している。浜田剛史帝拳ジム代表によれば、WBO王座に2度目の返り咲きを果たしたローマン・マルティネス(プエルトリコ)との統一戦も視野に入れるという。
ダグラス・ダミアン・アタイデ(ブラジル)とのミドル級世界ランカー対決に5回TKO勝ちした村田は、一夜明けてあらためて「KO勝ちできたことはうれしく思います」と語った。3戦ぶりのKO勝利には収穫も大きく「今後も距離を取ってしっかりとパンチを打ち込まないといけない」とレベルアップを誓っていた。
村田の次戦は今夏に米国でというのが既定路線。「また世界ランカーの強い相手になるかと思います」と浜田代表は示唆した。