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石田、いざ決戦地メキシコへ

2010年10月1日 14時54分

 ロサンゼルスで9月5日から調整を図っているWBA世界S・ウェルター級暫定チャンピオン石田順裕(金沢)がいよいよ単身メキシコへ乗り込んだ。9日、メキシコ・テピック市でリゴベルト・アルバレス(メキシコ)の挑戦を受ける石田は、9月30日に現地へ移動。翌1日には試合発表会に出席する。
 日本から会長をはじめ金沢ジムのスタッフが到着するのが4日。それまでは完全な単独行動となる。不安も大きいが、「体重も順調に落ちているし、スパーリングも100ラウンドを軽く超えている。自分のボクシングを目いっぱい出して勝ちたい。試合が楽しみです」とスマイルを浮かべる。
 相手がアルバレスから、一時WBAが指名挑戦者に推したオースティン・トラウトが有力視され、落ち着かない時期もあったが「別に誰とやってもかまわない」と動じなかった。またステープルズ・センターで行われた興行などを観戦。「本場でやりたいというモチベーションが大いに高まった」と満足げ。アルバレス戦は正規王者決定戦として挙行される見込みで、勝者がトラウトと相見る予定。「アルバレス、トラウト、ネルソン・リナレス(ホルヘの兄)と3試合連続海外で戦うことになりそうです」と頼もしいコメントを発する。
 「パワーがある相手(アルバレス)なので、押されないこと。展開の速いボクシングを心がけたい」と抱負を語る。(三浦勝夫)
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