S・ミドル級のトップボクサーたちが覇権を争うスーパー6に続き、同じケーブルTVのショータイムが主催するバンタム級トーナメントが行われる。
30日(現地時間)ロサンゼルスで開催されたプレセンテーションに出席したのは4選手。IBF世界バンタム級王者ジョニー・ペレス(コロンビア)、前同級王者ジョセフ・アグベコ(ガーナ)、S・フライ級統一王者ビック・ダルチニアン(豪州)、ペレスと引き分けた王者候補アブネル・マレス(メキシコ)の面々。共同プロモーターの一人、ゲイリー・ショウ氏によると、2冠王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)と“フラッシュ”ノニト・ドネア(比国)へも参加を依頼。“スーパー6”の実現を企画したが、この2人には断られたという。
試合形式はセミファイナルとしてペレス-アグベコがIBF王座をかけて再戦。同じリングでダルチニアン-マレスが空位のWBCシルバー王座をかけて対戦する。2試合とも12月11日、メキシコのイラプアトで挙行される。
各勝者が来年、ファイナルで顔を合わせる。敗者同士も同じリングで対戦する。
ペレスはアグベコとマレスと対戦歴があり、ダルチニアン-アグベコも戦っている。いずれも接戦に終わっていることから、決着戦、リベンジマッチの背景が注目度を高める。(三浦勝夫)