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尾川堅一が10回TKO勝ち、WBC12位バッサ仕留める

2015年9月22日 18時51分

 東京・大田区総合体育館で22日行われた「ワールドプレミアボクシング22」のセミに日本S・フェザー級4位の尾川堅一(帝拳=写真)が登場。WBC世界同級12位のデイビ・フリオ・バッサ(コロンビア)に10回2分32秒KO勝ちした。

尾川は最終回にバッサをダウンに追い込んだ

 類まれな強打で頭角を現してきた尾川が初めての世界ランカー戦を迎えた。WBC12位につけるバッサは、パワーや柔らかさを感じさせないものの、全体的にバランスのとれた好サウスポー。スタートは踏み込んでワンツーを打ち込むバッサを、尾川がバックステップで対処するなど、世界ランカーを警戒しての立ち上がりとなった。

 バッサに先手を許していた尾川だったが、3回に右フックを叩き込んでバッサの足元をぐらつかせる。ここで尾川は攻めて出たが、バッサも冷静に対処した。

 以降は尾川がボディブローや右を打ち込み、バッサは左と右フックで対抗する展開。互いに攻撃は単発。パワーで勝る尾川はやや優勢ながら、なかなかバッサを崩すことができない。それでもこのまま判定で終わるかに思われた最終10回、尾川が右をヒットさせてチャンスを作ると、連打でコロンビア人を追い込み、最後は右ストレートでバッサをなぎ倒す。背中からキャンバスに打ちつけられたバッサを見た主審がノーカウントで試合を止めた。

 8連続KO勝利で戦績を16勝14KO1敗とした尾川は「きれいに倒そうとして相手に先手を取られてしまった。来年はタイトルマッチをやりたい。内藤くん(律樹=日本王者)、伊藤くん(雅雪=OPBF王者)、強いチャンピオンとやって勝ちたい」とファンにアピールした。初黒星のバッサは17勝10KO1敗。

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