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かつてのS・フライ級バトル主役の一人、元世界王者シーサケットが4連勝で今後は?

2023年10月30日 10時42分

 元WBC・S・フライ級王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)が28日、バンコクでスックプラサード・ポンピタック(タイ)に5回TKO勝ちした。

 シーサケットは昨年6月、ジェシー・ロドリゲス(米=帝拳)とのWBC・S・フライ級王座決定戦に8回TKO負けして休養に入ったものの今年に入って復活。7カ月で4戦4勝と精力的に試合をこなし、大舞台に向けて調整を続けている。

 今後についてリング誌は、マッチルームボクシングのエディ・ハーン氏が12月16日、東京五輪金メダルのホープ、フライ級で4団体にランクされているガラル・ヤファイ(英)とシーサケットの試合を計画していると報じた。ただし、ホープの引き立て役をシーサケットが受け入れるかは不透明とも記している。

 かつてSフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア=帝拳)と“S・フライ級ウォーズ”を演じたシーサケットも36歳。それでもWBC4位、IBF9位と世界ランキングをキープしており、キャリア終盤にもう一花咲かせたいところだろう。名前があるだけに、大小さまざまなオファーがあるはず。シーサケットはどのような選択をするのだろうか。

 ちなみにWBC王座を保持するエストラーダ(33)、無冠のゴンサレス(36)はともに昨年12月の第3戦(エストラーダの判定勝ち)以来、リングから遠ざかっている。いまのところ次戦の情報はなく、こちらも気になるところだ。

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