11月28日ゼビオアリーナ仙台で江藤光喜（白井･具志堅S）の挑戦を受けるWBC世界S･フライ級王者カルロス・クアドラス（メキシコ＝写真）が米国の著名トレーナー、ロバート・ガルシアの指導の下、調整に励んでいる。WBCのホームページなどが21日報じた。

　クアドラスはこれまでメキシコシティのロレンソ・ロペス・トレーナー親子らの指導でリングに上がっていた。しかし、よりレベルアップを図る目的でガルシア氏に教えを請う決断を下した。一時ラスベガスで調整するプランもあったが、ガルシア氏のカリフォルニア州オクスナードのジムで鍛えている。

　受け持つガルシア氏は「クアドラスの階級は好選手がひしめいている。練習以外の日常の生活も含め、これまでと異なった仕事に取り組まなければならない。次の日本の試合は非常に重要で、いくつかの詳細な部分でアジャストが必要だ」とコメント。江藤を警戒しながら、統一戦などビッグマッチを見据える。