今年もMVPめざすぞ――09年度の年間優秀選手表彰式が27日、東京ドームホテルで催され、昨年の日本ボクシング界を盛り上げたプロ、アマのボクサーたちが一堂に会した。 2年連続4度目となるプロMVPに輝いた長谷川穂積(WBCバンタム級王者=真正)は「これに慢心せず、少しでも多くの人にボクシングを知ってもらえるよう、盛り上げていきたい」とプロ受賞者を代表して挨拶した。さらにこの日長谷川は、注目を集めていた次戦について言及し「バンタム級でやろうと思います」と“重大発表”。西岡利晃(帝拳)とダブル出場が計画される次戦はバンタム級王座11度目の防衛戦となることを明かした。
「バンタムでまだベストの状態ではしていないし、最高のパフォーマンスをしたい」と決意のほどを語ったチャンピオン。今回の決断がそのまま具志堅用高(V13)超えをめざすわけではなさそうだが、「減量にも改善の余地がある。次をいい状態でできれば(V14も)見えてくるかもしれない」と話していた。
写真は右からプロ男子の長谷川穂積、同女子の多田悦子、アマの川内将嗣、いずれも最優秀選手賞受賞者たち。