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力石政法が木村吉光と世界ランカー対決に5回KO勝ち ヘビー級の但馬ミツロまたも初回KO

2023年1月6日 19時09分

 WBOアジアパシフィックS・フェザー級タイトルマッチが6日、エディオンアリーナ大阪第1競技場で行われ、挑戦者の力石政法(緑)がチャンピオンの木村吉光(志成)に5回2分52秒KO勝ち。東洋太平洋王座に続いてベルトを獲得した。

ダウンを奪ったミツロが軽やかな足取りでコーナーへ向かう

◇ヘビー級8回戦
但馬ブランドンミツロ(KWORLD3)[KO1回1分15秒]スタット・カーラレック(タイ)
 但馬がまたしても速攻で試合を決めた。スタートからパワー全開でスタットを攻めると、左右フックの連打でダウンを奪う。スタットはしばらく立ち上がれず。10カウントとなった。但馬は4連続KO勝ち。スタットは18勝15KO13敗。

但馬の話「このマッチメークじゃどうなんだと言われるのは自分でも分かってる。戦って、戦って、(藤本)京太郎選手が20戦以上してダニエル・デュボア戦のチャンスに恵まれたようにチャンスをつかみます」

木村のディフェンス意識が薄らいだところをとらえた力石

◇WBOアジアパシフィックS・フェザー級タイトルマッチ
力石政法(緑)[KO5回2分52秒]木村吉光(志成)
 WBO13位の王者、木村とWBC15位の挑戦者、力石の対戦。初回、互いに間合いを計る静かな立ち上がりながら、サウスポー力石の左ストレートが決まった。中に入れない木村だが、2回踏み込んで左フックをクリーンヒットしてダメージを与える。3回、フェイントをかけあう攻防から力石の右フックから左ストレートのコンビネーションでダウンを奪った。4回、木村が何とか巻き返そうとする中、終了間際に力石が左から右フックを返すと、木村が2度目のダウンを喫した。

木村㊨も力石の左ストレートにカウンターを合わせていく

 木村は5回、体を振って中に入り、強打を打ち込もうとしたが、力石は動じない。そしてラウンド終盤、左アッパーを振り抜くと、これが鮮やかなカウンターとなって木村がダウン。10カウントとなった。力石は東洋太平洋に続くタイトルを獲得した。

 力石は「我ながらブラボーです。木村選手が日本の同じ階級で一歩先を走っていたので、アジアの頂上だと思います。何発が効いちゃったけど冷静にやれた」と話し、世界タイトルマッチ挑戦を熱望した。力石は13勝8KO1敗。木村は14勝9KO3敗1分。

麦茶強し、自在の攻めで山下を沈める

◇フェザー級8回戦
中川麦茶(一力)[TKO5回2分48秒]山下賢哉(JB SPORTS)
 長身の日本S・バンタム級5位、中川は初回からタイミングのいいジャブを突き刺していった。山下は何とか中に入ろうとしたが、中川は3回に右、左フックを決めて山下を突き放しにかかる。中川が右アッパーを打ち込み、右を追撃すると山下がキャンバスに落下した。

 5回、食らいつく山下に中川がジャブ、右を突き刺していくと、最後は中川のジャブの連打から右アッパーが炸裂。山下が大の字に倒れて即ストップとなった。完勝の中川は「強いやつと試合がしたい」と強調。26勝16KO9敗2分。連敗の山下は14勝11KO7敗。

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