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内山高志&田口良一、大みそかダブル世界戦発表

2015年11月4日 15時27分

 ワタナベジムの世界チャンピオン、WBA世界S・フェザー級王者の内山高志と、WBA世界L・フライ級王者の田口良一が4日、都内のジムで記者会見を開き、12月31日に東京・大田区総合体育館でダブル世界タイトルマッチを行うと発表した。対戦相手は後日発表される。

大みそかの防衛戦が決まった内山(左)と田口

 内山が大みそかに参戦するのは5年連続で、いまやすっかりテレビ東京の暮れの顔だ。今年は5月の試合後にヒジの手術をし、けが明けの防衛戦となるが、V10王者に不安は一切なし。コンディションを問われると「1週間後でも試合ができる状態。大みそかに向けてもっと上げていきたい」との貫録十分に語った。。

 今度の防衛戦は11度目となり、具志堅用高会長が打ち立てたV13の金字塔を射程圏内にとらえている。内山は「時代が違うので何とも言えないところがある。ただ自分なりに、他団体のベルトを獲ったりしながら、記録を抜いていけたらいいと思う」とコメント。これまで通りより強い相手を求めながら記録にもチャレンジしていくつもりだ。

 昨年の大みそかに世界王者となった田口は今回が2度目の防衛戦。「しっかり勝って内山さんにつなぎたい。自分は打ち合いが持ち味なので、打ち合いに持ち込みたい」と勝利だけでなく、内山の“前座”として会場をしっかり温める意気込みだ。

 11月28日に木村悠(帝拳)がWBC世界L・フライ級王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)に挑み、12月29日には八重樫東(大橋)がIBF同級王者ハビエル・メンドサ(メキシコ)にチャレンジする。「木村さんも八重樫さんもいずれやるかもしれない。意識している」と田口。ライバルたちにも自らの強さを見せつける意気込みだ。

 渡辺均会長によると、内山と田口の相手はともに中南米系の選手が有力で、現在最終的な調整が行われているという。

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