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日本人世界ランカーひしめくバンタム級戦線の行方 チャンス伺う石田、西田、堤、比嘉、栗原、武居

2023年8月3日 12時14分

 先週末ラスベガスでWBCバンタム級王座決定戦が行われ、アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)がノニト・ドネア(フィリピン)を下して新王者に輝いた。これで井上尚弥(大橋)の返上したバンタム級4団体のタイトルは3団体で新王者が決定。残るIBF王座は12日(日本時間13日)、元王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)とメルビン・ロペス(ニカラグア)の間で争われる。

WBA王者の井上拓真

■バンタム級世界王者
WBA 井上拓真(大橋)
WBC アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)
IBF 空位
WBO ジェーソン・モロニー(オーストラリア)

 そこで気になるのが各団体の次なる挑戦者がだれになるかで、日本人ボクサーたちが虎視眈々とチャンスを伺っている。すでにアクションを起こしたのがS・フライ級で世界挑戦経験のある石田匠(井岡)。6月に大阪でビクター・サンティリャン(ドミニカ共和国)とのWBA挑戦者決定戦に競り勝って現在1位にランクされている。

 WBOアジアパシフィック王者の西田凌佑(六島)は11日、大阪でクリスチャン・ヒメネス(メキシコ)とIBF挑戦者決定戦が決まっている。3団体でランク入りしている堤聖也(角海老宝石)は現在、バンタム級モンスター・トーナメントに参戦中。今月30日に新鋭の増田陸(帝拳)との防衛戦を控えているが、このトーナメントに優勝し、世界挑戦に結びつける青写真を描く。

 ほかにランキング入りしているのは東洋太平洋王者の栗原慶太(一力)と元フライ級世界王者の比嘉大吾(志成)、そして元K-1王者で東洋太平洋S・バンタム級王者の武居由樹だ。

 強打が自慢の栗原は3月以来、試合から遠ざかっているが、いつでも世界に出て行ける準備を整えている。比嘉は6月、世界ランカー相手に4試合ぶりのKO勝利で復調ぶりをアピール。武居は先月、54キロ契約の試合に快勝してバンタム級進出の手応えをつかんだ。S・バンタム級ではWBCとIBFで世界ランキング入りしており、いずれバンタム級でもランク入りしそうだ。

■バンタム級日本人世界ランカー
WBA 石田1位、堤3位、比嘉8位、武居10位
WBC 栗原7位、西田10位、石田11位、堤12位、比嘉15位
IBF 西田5位、栗原7位、石田8位、堤10位、比嘉14位
WBO 石田6位、西田9位、比嘉11位

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