前WBA世界フェザー級スーパー王者のニコラス・ウォータース（ジャマイカ＝写真）が12月19日、米ニューヨーク州ベローナで開催されるトップランク社のイベントに出場することが決定。IBF世界S･フェザー級8位、WBO同級13位ののジェイソン・ソーサ（米）とS･フェザー級10回戦を行うとアナウンスされた。

　ウォータースはここまで26勝21KO無敗。昨年10月、WBA正規王者だったノニト・ドネア（フィリピン）との頂上対決に6回TKO勝ちして名を挙げた。今年6月に行う予定だった防衛戦は、計量失格によりタイトルをはく奪されてしまったが（試合は勝利）、現在はクラスを挙げて2階級制覇を狙っている。

　パナマでトレーニングキャンプを積んでいるウォータースは「この試合がいかに重要か理解している。チームでソーサについて研究を重ねた。ベローナに行くのが待ちきれない」とコメント。ソーサは18勝14KO1敗3分の戦績で、ビッグネームとの対戦はないが、13連続KO勝利中と好調だ。

　同じリングではWBAヘビー級暫定王座を持つルイス・オルティス（キューバ）がブライアント・ジェニングス（米）と防衛戦を行う。また、試合から遠ざかっている元3階級制覇王者ユリオスキス・ガンボア（キューバ）がリングに13ヵ月ぶりにリングに上がるという報道もある。ガンボアもS･フェザー級でビッグマッチを狙う一人。