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李明浩がアムナットに挑戦、タイでIBFフライ級王座

2015年11月12日 21時59分

 IBF世界フライ級王者アムナット・ルエンロエン(35=タイ)に同級10位の李明浩(リ・ミョンホ、32=大阪帝拳)が挑戦することが決まり、大阪帝拳ジムの吉井寛会長が12日、発表した。試合は12月7日、タイ・バンコク南西のリゾート地、ホアヒンの屋外リングで行われる。李は世界初挑戦、アムナットは5度目の防衛戦。

技巧派王者アムナットへの挑戦が決まった李

 大阪朝鮮高級学校でボクシングを始めた李は龍谷大学へ進み、主将を務めた。しかし、4年生のシーズンは体調を崩して、試合に出場できなかった。2005年、大阪帝拳に入門、大阪名物の串かつ「だるま」道頓堀店でアルバイトしながらリングに上がり、19勝5KO4敗1分の戦績。12年9月、比国・セブ島でOPBFフライ級王座に挑戦して判定負け。日本タイトルには挑戦したことはない。

 李にとっては待ちに待ったタイトル戦だが、日本か、OPBFを想定していただけに、世界にはやや戸惑い気味。しかも相手は3階級制覇を狙った井岡一翔(井岡)に初黒星をつけた試合巧者のアムナットだ。「井岡選手との試合は会場で見ました。メッチャうまい選手だなとの印象があります。地元のタイでやるので、荒々しいファイトをしてくると思いますが、クリンチされないように、距離をうまくとりたい。倒さないと勝てないと思うので、かみついてやる気持ちで、持っている力を出し切ります」と抱負を語った。

 日本のジム所属選手はタイでの世界戦(暫定は含まず)は19敗1分と散々な成績。「人がやったことがないことに挑戦できる。回りは敵だらけですが、これまで比国、メキシコと海外は2度経験しており、かえって燃えるものがあります。応援していただいている方々に応えたい」と李。「串かつ店でずっとフライを揚げていますし、『勝つフライ』でベルトを持ち帰ります」と冗談もまじえて、闘志を高めていた。

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