21日（日本時間22日）ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで予定されるミゲール・コットvsサウル“カネロ”アルバレス、三浦隆司vsフランシスコ・バルガスのアンダーカードに出場する前WBA&WBO世界S･バンタム級王者ギジェルモ・リゴンドウ（キューバ）が覇権奪回に自信を見せた。

　リゴンドウ（15勝10KO無敗）は昨年大みそか、大阪で天笠尚（山上）をストップして防衛を果たして以来11ヵ月ぶりのリング。相手のドリアン・フランシスコ（フィリピン）を下して、2冠はく奪から再浮上の勢いをつけたいところ。会場で行われたプレゼン兼練習ではたくさんのファンとメディアに取り囲まれ、存在感と貫禄を誇示した。

「私が本当のチャンピオンだ。誰もがそれを知っている。もしそれに異論を唱える者やファンに支持されるチャンピオンがいたら、私といっしょにリングに上がってくれ。彼らは脚を使うことはできても逃げることはできない。今回フランシスコを下したら、私は準備完了だ。すべてのベルトを巻くためにエネルギーを傾ける。私はこのクラスの誰とでも戦う」

　対するフランシスコ（28勝22KO3敗1分）は「リゴンドウがベストファイターの一人だということはわかっている。彼は最強ランキングの4位か5位を占める。でも私はここで戦い、ここで勝つ。私はリングでベストを尽くす」とコメント。

　リゴンドウはコットやアンドレ・ウォードらが契約するロック・ネーション・スポーツ傘下に加入して初試合。今後精力的にリングに上がる気配だ。