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大みそか防衛戦の高山勝成、近大でジムワーク

2015年12月4日 22時05分

 3階級王者、井岡一翔(26=井岡)とともにダブル世界戦(31日・エディオンアリーナ大阪)で3度目の防衛戦に臨むIBF世界ミニマム級王者、高山勝成(32=仲里)が4日、東大阪市の近畿大学ボクシング部でジムワークを開始した。高山は沖縄での合宿をはさみ、すでに3度にわたり、東京のケビン山﨑氏のジムで肉体強化に努めており、今後は残り1ヶ月を切った防衛戦に備えて、ジムと近大で調整を続けていく。

パートナーに左フックを合わせる高山(右)

 高山の世界戦に備えた近大での練習は恒例となっているが、この日はハードなスパーリングは行わず、マスボクシングを中心に約2時間半動いた。相手を務めたのは、明日からの推薦入試受験に来ていた井上楓(日章学園)、河野紘輝(同)、吉田京太郎(東福岡)の高校3年生と、峯佑輔(近大1年)、女子ボクサー、佐伯霞(同)の5人。速い動きをみせる学生たちに高山はしっかり足を運んでついていき、ボディから顔面への右ストレート、フックといったコンビネーションを確認した。12ラウンドにわたり、シャープな動きが目立った。

 IBFから対戦指令が出ていた挑戦者の同級8位ホセ・アルグメド(27=メキシコ)は15勝9KO3敗1分のファイター。「学生のようなきれいなボクシングではなく、頭から入ってがんがん打ち込んでくるので、スパーリングはせずに、動きながら速いパンチを力強く打ち込むことをテーマに練習していきたい」と中出博啓トレーナーは2年連続大みそか決戦への調整プランを語った。

 高山は「ケビンさんのジムで太ももの付け根などを徹底的に鍛えた。前後左右に動いて、ダメージを与えるパンチを出して、倒しにいきます」と力強く話し、WBO世界S・フライ級王者、井上尚弥(22=大橋)の結婚が明らかになったことを受け、「ぼくも卒業までに結婚、卒業式で発表しますよ」と名古屋市・菊華高校在学中の“高校2年生世界王者”は周囲を笑わせた。

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