決戦を2日後に控えた8日、「10.10.ダブル世界タイトル戦」出場の4選手が揃って都内のホテルで記者会見に臨み、それぞれ試合に向けて自信のほどを語った。
WBC世界S・バンタム級タイトルマッチで3度目の防衛戦を迎える西岡利晃(帝拳)は、落ち着いた表情でまず試合を組んでくれた本田明彦帝拳ジム会長他関係者の名を挙げて感謝の意を表し、その上で「勝つことを確信している。自分の力のすべてを出し切って、すばらしい試合をお見せします。頑張ります」と、王者らしいコメント。ゴンサレス戦の見事なKOの再現を期待する声も多いが「いつもKOは狙っていない。(倒す)チャンスは必ずくるので、これをしっかりモノにしたい」。狙いはしないものの、結果的にはKOを期待していいということか。
対する挑戦者(5位)イバン・エルナンデス(メキシコ)は、「メキシコから勝つために来た。土曜日はいい試合、忘れられない試合をする」と3年ぶりに巡ってきた世界のチャンスを前に、静かに闘志をかきたてていた。=続く=
写真は勢ぞろいした出場選手、左からエルナンデス、西岡、リナレス、サルガド