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距離を保ち野中悠樹がV3 日本S・ウェルター級戦

2015年12月28日 1時29分

 日本S・ウェルター級タイトルマッチ10回戦は27日、大阪市阿倍野区民センターで行われ、チャンピオンの野中悠樹(38=井岡弘樹)が3-0の判定で挑戦者1位の斉藤幸伸丸(36=輪島功一S)を下し、3度目の防衛を果たした。8ヶ月ぶりの試合で、渥美ジムから井岡弘樹ジムに移籍したばかりの野中はうまく距離をとって、斉藤のパンチを交わしたが、攻撃面ではいまひとつパンチをまとめることができなかった。セミのランカー対決は、マーク・ジョン・ヤップ(六島)が右ストレート主体の攻めで、久高寛之(仲里)から3度のダウンを奪うなど一方的な展開に持ち込み判定勝ちした。

アウトボクシングを機能させた王者野中(右)

◇日本S・ウエルター級タイトル戦
野中悠樹(井岡弘樹)[3-0(97-93、97-95、95-94)]斉藤幸伸丸(輪島功一S)
 5度目のタイトル挑戦の斉藤は右フックを放って、野中に襲い掛かるが、野中は軽快なフットワークでパンチを外した。序盤は互いに手数が少なく、野中の右ジャブが斉藤の顔面にヒットした。斉藤はジャブを避けようと低い姿勢で飛び込むため、4回にヘッドバッティングで減点された。5回を終わって2~4ポイント野中のリード。

 逆転を狙う斉藤が見せ場を作ったのは6回。踏み込んで左フックをボディにたたきこむと、野中が後退。しかし、野中は必死に足を使って斉藤のパンチを外し、斉藤はビッグチャンスをものにできなかった。終盤も斉藤が攻め込むも、懐の深い野中はクリンチで逃れて、斉藤に主導権を渡さなかった。野中は「ブランクがあり、動きが悪かったが、なんとか修正できた。来年はチャンピオンカーニバルでもっといい試合をしたい」と語った。

◇バンタム級8回戦
マーク・ジョン・ヤップ(六島)[3-0(77-74、78-73、79-73)]久高寛之(仲里)
◇L・フライ級6回戦
上久保タケル(井岡弘樹)[TKO3回58秒]山地秀明(広拳)

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