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ESPNも最高試合に三浦隆司vsバルガスを選出

2016年1月2日 11時00分

 米国のスポーツ専門テレビESPNは1日、2015年の「ファイト・オブ・ジ・イヤー」(年間最高試合)に三浦隆司(帝拳)vsフランシスコ・バルガス(メキシコ)のWBC世界S・フェザー級タイトルマッチを選んだ。主任ライターのダン・ラファエル記者が同局のホームページで発表した。試合はダウン応酬の激戦でバルガスが9回1分31秒TKO勝ち。三浦からタイトルを奪取した。この試合は米総合スポーツ誌スポーツ・イラストレイテッド、USAトゥデーも年間最高試合に選出している。

 同記者は「彼ら2人はボクシングファンがプロのファイトで見たいものをすべて供給した。強打、ノックダウン、出血、ハート、アクション、ビッグドラマ。2005年のディエゴ・コラレス-ホセ・ルイス・カスティーリョのライト級統一戦に匹敵するドラマチックな試合だった」と解説。勝者バルガスを“メキシカン・アルトゥロ・ガッティ”と命名している。

 同じく15年の「最高ラウンド」には8月、米ニュージャージーで挙行されたマルコ・フック(ドイツ)vsクリストフ・グロワスキ(ポーランド)のWBO世界クルーザー級戦の6ラウンドを選出。この一戦は最高試合の2位に入り、三浦vsバルガスの9ラウンドは最高ラウンドの2位に抜擢された。

「最高試合」は全部で10試合ノミネートされ、9位にロンドンで行われたホルヘ・リナレス(帝拳)vsケビン・ミッチェル(英)のWBC世界ライト級タイトルマッチが入っている。また評価対象ファイトの一つとして仲村正男(渥美)vs金子大樹(横浜光)戦が記されている。

 一方、年末に同記者が発表した「プロスペクト・オブ・ジ・イヤー」(新鋭賞)にはロンドン五輪代表からウェルター級で王者を目指すエロール・スペンスJr(米)が選出された。スペンスのほか同記者は19人をピックアップ。アンソニー・ジョシュア(英=ヘビー級)、フェリックス・ベルデホ(プエルトリコ=ライト級)らの大型ホープたちといっしょにアジア人では唯一、井上拓真(大橋=OPBF・S・フライ級王者)が選ばれている。Photo/GBP

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