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粟生が公開スパー 西岡、リナレスに続くぞ

2009年7月9日 7時39分

 14日の初防衛戦が近づく世界フェザー級チャンピオン、粟生隆寛(帝拳)が8日午後帝拳ジムで公開練習に臨み、同僚の日本王者松田直樹を相手に2ラウンドのスパーリングを披露した。挑戦者側スタッフが見守る中、もっぱら松田に攻撃させてディフェンスに重きを置く、軽目のスパーだった。
 相手の1位エリオ・ロハスは元アマチュアのトップ選手だっただけに「基本のしっかりした、正攻法の攻撃型。粟生とかみ合うと思う」と浜田剛史・帝拳ジム代表。粟生も「伸びてくる右には気をつけたい。1位に勝って、チャンピオンであることを証明したい」と意気込む。
 5月、6月と帝拳ジムの同僚世界王者王者、西岡利晃とホルヘ・リナレスがメキシコで立て続けに好ファイトを演じ防衛に成功しているだけに、刺激にならないはずがない。「置いてきぼりを食うのはいや」。派手なKO宣言はないものの、「僕の手が挙がっていることしかイメージできない」という表現で、自信を示した。体重は「練習を終えて(リミットまで)1キロちょい。順調です」とのことだ。

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