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野中がダブル防衛戦 11月柴田と地元尼崎で

2009年7月5日 5時38分

 野中悠樹(尼崎)が3日、尼崎市のジムで会見し、ダブルタイトルの防衛戦を11月1日に大阪・IMPホールで行うと発表した。野中は6月20日に東京・後楽園ホールで東洋太平洋スーパーウエルター級王者・飛天(ひだか)かずひこ(新日本木村)に8回負傷判定勝ち、日本同級王座との2冠を獲得した。迎え撃つ挑戦者は日本同級1位で東洋太平洋同級4位の柴田明雄(ワタナベ)。野中によれば身長1㍍83と長身の右アウトボクサーでスイッチもするという。「今まで闘った選手とちがってやりにくそう。自分のスタイルを変えていかないといけない。カウンター狙いばかりじゃなく自分から攻めるパターンを考えたい」と4ヵ月近くの調整期間でスタイルの改造に取り組む。当面は2つのベルトを保持しながら防衛を重ねる考えで今回は日本同級王座の指名試合。4試合連続日本同級1位選手との対戦で今後も最上位ランカーとの防衛戦が続くが「目標を持って自分を高めたい」と強敵との対戦を熱望する野中にとっては望むところ。
 また、神戸市の真正ジムでは14日に3度目の世界奪取に挑む高山勝成(真正)が15回のサンドバック打ちに取り組み、試合前の調整を実質打ち上げた。練習後は中出博啓トレーナーと和歌山・白浜へ2泊3日の温泉旅行へ出発。デビュー以来の恒例行事で決戦を前に英気を養う。「温泉にはいると満たされるんですよ。あとはどれだけ疲労を取りつつ、イメージを高められるか」と達成感すら漂わせながら旅だった。

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