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西田光OPBF初防衛失敗、三好喜美佳は3階級目獲得

2016年6月7日 21時38分

  OPBFミドル級王者の西田光(川崎新田)が7日、後楽園ホールの「ホープフルファイトvol.22」のメインイベントに登場。OPBF1位のドゥワイト・リッチー(豪)に0-3判定負け。初防衛に失敗した。スコアは118-110×1、119-109。OPBF女子フェザー級王座決定戦は、同S・フェザー級王者の三好喜美佳(川崎新田)がカイ・ジョンソン(竹原&畑山)に判定勝ちで女子初のOPBF3階級制覇を達成した。

リッチー(右)は終始距離をキープして勝利

 3月に前王者の柴田明雄(ワタナベ=引退)を下し、チャンピオンカーニバルMVPに選ばれた西田がOPBF王座に絞っての初防衛戦。西田はいつも通りジリジリを距離を詰めていったが、リッチーのアウトボクシングに苦しめられる立ち上がりとなった。

 リッチーは13勝1KOという戦績の通り、パワーはなく、あまり柔らかさも感じさせないが、ジャブを小刻みに打ちこみ、左右に動いて西田を翻弄した。4回を終わって40-36×3で挑戦者がリードした。

 状況を打開したい西田はプレスを強めた。6回にはリッチーをロープに釘付けにして連打を見舞うなど徐々にピッチを上げるが、なかなかきれいにパンチを当てるシーンを作れない。8回終了時は79-73×2、78-74でリッチーがリードを守った。

 あとのない西田は10、11回と何度か挑戦者をロープに追い込み連打を放ったが、形勢を逆転するにはいたらず。逆にリッチーがパンチを浴びせて試合を終わらせた。リッチーは14勝1KO無敗4無効試合。完敗の西田は15勝7KO8敗1分。9月14日に日本王座の初防衛戦を予定している。

7回にダウンを奪う三好、気迫の表情だ

◇OPBF女子フェザー級王座決定戦
三好喜美佳(川崎新田)[3-0(76-75、77-74×2)]カイ・ジョンソン(竹原&畑山)
 過去2勝している三好がジャブ、ワンツー主体のボクシングで序盤戦を優勢に進めたかに見えたが4回終了時の採点は39-37で三好、残る2人が38-38。体格で勝るカイは4回から圧力を強めて三好に迫った。中盤はカイが押し込む場面もあり、試合は一進一退。しかし三好は7回、右を2発叩き込んでカイをキャンバスへ。これが決勝打になった。三好は13勝5KO8敗1分。「次は世界か、一つ下げてS・バンタム級で4階級制覇を狙いたい」と抱負を語った。タイトル初挑戦失敗で5連敗のカイは5勝2KO10敗3分。

◇フェザー級8回戦
古橋岳也(川崎新田)[TKO8回2分52秒]鈴木鹿平(E&Jカシアス)
 日本S・バンタム級10位の古橋が初回から圧力をかけ、ボディブローで長身の鈴木に迫った。鈴木も3回に右を決め、4回に右目上部から出血した鈴木がピッチを上げると試合はヒートアップ。終盤は鈴木のパンチがヒットするシーンもあるが、古橋がその倍以上のパンチを当てる内容。試合終了間際、古橋の右ストレートが決まったところでストップ。古橋は18勝8KO7敗1分。鈴木は7勝3KO7敗2分。

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