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サーマンがポーター振り切る、WBAウェルター級戦

2016年6月26日 17時25分

 25日(日本時間26日)ニューヨーク・バークレイズ・センターに1万2718人の観衆を集めて行われたWBA世界ウェルター級タイトルマッチは、王者キース“ワンタイム”サーマン(アメリカ)が挑戦者2位で前IBF王者ショーン“ショータイム”ポーター(アメリカ)に小差ながら3-0判定勝利。3度目の防衛に成功し、今後のビッグマッチに勝ち残った。

大接戦を演じるサーマン(左)とポーター

 ダウンシーンはなかったが、ほぼ毎ラウンド、途中で攻防が入れ替わる拮抗した好試合だった。2回、激しくチャージしてサーマンをロープへ詰めたポーターは3回にも攻勢を持続。しかしラウンド終了間際サーマンの右が炸裂しスリリングな展開となる。その後も突進を続けるポーターにサーマンはロープを背にする場面が多い。5回、果敢なアタックで沸かせたポーターに、サーマンは6回から前進し挽回を図る。しかし8回、王者は弱点のボディーを打たれ、たまらずバックステップ。ポーターはチャンス到来だったが、サーマンはクリンチで凌ぐ。

 9回、ポーターのラッシュでロープへ後退したサーマンは左マブタをカット。追撃でクリンチを強いられ王者は押され気味。だがサーマンはここで踏ん張り、10回には強打でポーターのバランスを崩し、11回にもポーターの出鼻にカウンターを見舞うなどまたもスリルを提供。最終回、出血するサーマンをポーターが追い詰め終了ベルが鳴った。

 スコアカードは3ジャッジとも115-113でサーマンを支持。最後まで勇敢に戦ったポーターの手が上がっても不思議ではない試合だった。Photo/SUMIO YAMADA

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