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スウェーデン 女子タイトル戦であわやリング禍

2013年6月17日 11時08分

 先週金曜日14日スウェーデンのストックホルムで行われたWBC女子S・フェザー級タイトルマッチでTKO負けし、ベルトを失ったフリダ・ウォールベルイ(スウェーデン)が試合直後昏倒するアクシデントが発生した。

 
試合後のウォールベルイ(右)。幸い意識は回復した

 試合はウォールベルイが5回まで挑戦者のロサンゼルス在住オーストラリア人ダイアナ・プラザックをポイントリード。しかし7回、挑戦者の右を食らったウォールベルイは膝が揺れ、ダメージを引きずる。インターバルでリングドクターは続行を許可したが8回、打ち合いでウォールベルイは2度ダウンを喫しストップされた。

 コーナーに戻ったウォールベルイを診断したリングドクターはOKサインを出したが、ブラザックのチーフセコンドを務めた元著名女子選手ルシア・ライカが異常に気づきドクターに再チェックを要請。担架で退場したウォールベルイは病院で翌日朝、脳手術を受け、安否が心配された。

 幸い16日になり、ウォールベルイは意識が回復。会話も交わせるまでになった。それでも大事をとり、5、6日病院で治療に務めるという。事故が起こったスウェーデンは長年、安全管理の観点からプロボクシングが禁止されていた。今回の問題で禁止論が再燃する動きが出ている。

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