0120_excite_650x150

0120_excite_650x150

2018年2月28日水曜日

ネリ計量失格で王座はく奪、山中は勝てば王者に

 ホテルグランドパレスで28日行われたWBCバンタム級タイトルマッチの計量は、王者ルイス・ネリ(メキシコ)が最終的にリミットの53.5キロを1.3キロ超過して失格、秤の上でベルトを失った。あすの試合は前王者の山中慎介(帝拳)が勝った場合のみタイトルが移動する。

 ネリは1回目の計量から約1時間45分にわたり、縄跳びなどで汗を出し、1キロ減らしたものの、これでギブアップ。秤を下りるとすぐに水分補給をし、そのまま椅子に座って15分ほど動けずにぐったりした。

 ネリはあす1日昼の12時に再計量し、58.0キロを上回らないという制限を課せられた。ただし、これが守られない場合でも試合は行われる。

 今回の試合に向けてネリは栄養士のマルコ・アントニオ・ぺレス氏を新たに招へいし、食事と体重の管理を同氏に委ねた。アシスタント・トレーナーのディナル・マルドナド氏は「去年はチームでネリの体重を管理していたが、今回はすべて栄養士に任せていた」と証言。栄養士に頼り切ってしまったことを後悔している様子だ。

 当のぺレス氏によると、ネリの体重は午前8時の時点でリミットまであと3キロだった。同氏は「前日から体重の落ちが悪くなり、本当は朝の時点で1.5キロから2.0キロ・オーバーにしたかった」というが「3キロでも落ちると思っていた」とも語り、今朝までほぼプラン通りの減量だったと強調。同氏の減量はいわゆる水抜きと呼ばれる手法だった。

 ぺレス氏はこれまでにもボクサーの体重管理を手掛けてきたそうで、「これまで99%成功してきてが、その経験がルイスにいきなかった。失敗の責任はすべて私にある。山中選手に対して申し訳ない」と自らの責任を認めた。

 関係者によると、ネリは前日まで上機嫌で、練習も裸になって行うなど体重を心配する様子はまったくなかったという。ぺレス氏を全面的に信頼していたのだろう。

 あすの試合に関してぺレス氏は「4キロほど増やして試合に臨みたい。たぶん回復は早いと思う」との見通しを示した。

 計量後に無言で会場をあとにした山中は、ネリの王座はく奪が確定したあと、電話でメディアに対応し「注目されている試合なので、両者ともにしっかりした状態で試合をしたかった。それでも試合はあるので、気持ちを整えて臨みたい」とコメント。2.3キロ・オーバーと聞いた瞬間に「ふざけんな!」と言ったことについて「信じられない思いで思わず口から出てしまった」と説明した。