未来の五輪、世界王者へ U-15西日本大会決勝
2016年7月24日 19時08分
2016年7月24日 16時18分
ラスベガスのMGMグランドで23日(日本時間24日)行われたS・ライト級統一戦は、予想有利のWBO王者テレンス・クロフォード(米=写真)がWBC王者ビクトル・ポストル(ウクライナ)に12回3-0判定勝利。2本のベルトを手中にするとともに、今秋開催の計画が進んでいるマニー・パッキャオ(フィリピン)の復帰戦の有力対戦者候補となった。
クロフォードは開始後まもなく左構えにスイッチし、その後もサウスポースタイルで対処。身長、リーチで勝るポストルが前進、クロフォードがサイドステップからフットワーク全開で迎撃する展開で進行。アップライトで対峙するポストルはプレスをかけるものの、有効打は少ない。5回開始直後、引っ掛けるようなクロフォードの右でポストルはヒザをつき、カウントが入る。この回、クロフォードの左をアゴに食らったポストルは上体が傾きグローブがキャンバスにタッチ。2度目のカウントが数えられる。
以後アウトボクシングを貫くクロフォードがスキルを披露して要所にクリーンパンチを浴びせリード。8回にはウクライナ人のバランスが2度崩れる。9回、WBO王者のパンチで後退させられたポストルはフラストレーションがたまった表情を見せる。終盤もペースは変わらずポイント差は開く一方。11回、ポストルはラビットパンチで減点1。最終回、初めて気力を前面に立ち向かったWBC王者だが、クロフォードは舌を出すなど余裕のパフォーマンスで逃げ切った。
公式スコアは118-109×2に117-108でクロフォードの大勝。無敗王者対決を制したクロフォードは29勝20KO無敗。WBO王座は3度目の防衛。初防衛戦が統一戦だったポストルは28勝12KO1敗敗。
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