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元日本王者の芹江匡晋が引退、プンルアン王座陥落

2016年7月27日 18時48分

■元日本S・バンタム級チャンピオンの芹江匡晋(33=伴流、写真右)が26日付けで日本ボクシングコミッションに引退届を提出した。2003年にプロデビューした芹江はキャリア序盤に4連敗を喫するなど低迷したが、そこを抜け出すとフィジカルの強さとやや変則的な動きで白星を重ね、09年12月に木村章司を下して日本王座を獲得、6度の防衛を成功させた。12年にOPBF同級王者の小國以載(現角海老宝石)に挑戦して敗れ、その後はタイトル戦に恵まれなかった。5月に相馬圭吾(三迫)に敗れた試合がラストファイトとなった。戦績は27勝10KO9敗。

■タイのアユタヤで27日行われたWBO世界バンタム級タイトルマッチは、挑戦者1位のマーロン・タパレス(フィリピン=写真左)が王者プンルアン・ソーシンユー(タイ)を11回37秒KOで下し、新チャンピオンとなった。タパレスは昨年12月に京都で大森将平(ウォズ)に勝利して指名挑戦権を獲得。世界初挑戦でうれしい戴冠となった。戦績は29勝12KO2敗。昨年8月、赤穂亮(横浜光)との王座決定戦に勝って2度目の王座についたプンルアンだが、またしても長期政権は築けなかった。戦績は52勝35KO4敗。

■WBAはヘビー級正規王者ルスラン・チャガエフ(ウズベキスタン)の王座をはく奪したと発表した。同級4位フレス・オケンド(プエルトリコ)との対戦指令に応じなかったため。チャガエフは3月の防衛戦でルーカス・ブラウン(豪)に敗れて引退を表明。しかし、ブラウンが薬物検査で陽性反応が出たことから、チャガエフに王座が差し戻されていた。

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