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赤穂亮vs田中裕士、あす日本バンタム級王座決定戦

2017年3月9日 15時29分

  日本バンタム級王座決定戦の前日計量が9日、日本ボクシングコミッションで行われ、同級1位の赤穂亮(横浜光)が53.5キロ、2位の田中裕士(畑中)が53.4キロでクリアした。試合は後楽園ホール「A-sign.Bee1」のメインイベントで行われる。決定戦は益田健太郎(新日本木村)の王座返上によるもの。

3度目の世界挑戦を目指す赤穂(左)と田中
3度目の世界挑戦を目指す赤穂(左)と田中

 元OPBF・S・フライ級王者で2度目世界挑戦経験を持つ赤穂は09年の中広大悟戦以来、自身2度目の日本タイトルマッチ。15年の世界挑戦失敗後、計量失敗で試合を流した経験があるだけに「メインに抜擢してくれた会長を裏切るわけにはいかなかった」とまずは計量を終えてほっとした表情だ。

 盟友の元世界王者、下田昭文が昨年12月の試合に敗れて引退を表明。「兄貴の分までがんばる」という赤穂は「明日は強打者であることを証明する」とKOによるタイトル奪取を誓った。

 一方の田中は昨年3月、益田に挑戦して8回TKO負け。「体が動かなくて。何もできなかった。悔しい思いしか残っていない。今回は出し切る」と2度目のタイトルアタックに強い気持ちを抱いている。

 強打の赤穂に対しては、持ち味であるスピードで対抗するつもりだ。ジムには世界2階級制覇の田中恒成、日本フェザー級王者の林翔太と2人のチャンピオンがいるだけに「それに続くのがモチベーション」と畑中ジム3人目の王者誕生に意欲を見せた。

天笠(左)vs臼井は玄人好みのカードだ

 セミで元世界王者の亀田和毅が復帰戦を行うほか、元日本・OPBFフェザー級王者で現日本2位の天笠尚(山上)が日本同級7位の臼井欽士郎(横浜光)と56.8キロ契約8回戦を行う。ベテラン実力者によるサバイバルマッチにも注目だ。なお当日は“モデルボクサー”高野人母美(協栄)がラウンドガールを務める。当日のチケットは残りわずか。

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