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木村翔にベルト贈呈「1日でも長く王者でいたい」

2017年8月4日 17時10分

 先月28日に中国・上海でWBO世界フライ級王座を獲得した木村翔(青木)が4日、日本ボクシングコミッション(JBC)で記者会見を開き、WBOの理事を務めるJBCの安河内剛本部事務局長からベルトを贈呈された。

安河内事務局長からベルトを贈呈された木村(右)

 五輪2大会連続金メダリスト、ゾウ・シミン(中)を下す番狂わせを演じた木村は真新しいベルトを手にして「すごく重いですね。アジアのベルトを持っているけど、光り具合が違う気がする」とほほを緩めた。

 帰国後はSNSを通して、知らない人から「感動した」「励みになった」というメッセージをたくさんもらい、フェイスブックやインスタグラムの友達が1000人を超えた。

中国で最も有名な日本人ボクサーに

 また、中国の有名人であるゾウを下したことで、帰国後に中国人から声をかけれる機会もあった。“中国で最も有名な日本人ボクサー”には、多数の中国メディアから取材の申し込みがあり、今月23日に上海で開催予定の興行にも招待されているという。

 会見は終始なごやかに進み、ファイトマネーは「借金の返済にあてた」と笑わせた木村だが、今後について問われると「1日でも長く世界チャンピオンでいたい。責任感を持って、いままで以上に練習をしていかなくてはいけない」と表情を引き締めた。

初防衛戦は未定、ゾウとの再戦も

 今後について有吉将之会長は「(右目上部の)傷もあるし、中国側からは再戦のオファーがあるし、指名試合もある。いずれにしても中国側に興行権があり、こちらからはどうすることもできない」と説明。JBCはWBOに対し、指名期限と指名挑戦者の確認を要請。WBOからは選手権委員会で確認するとの回答を得ており、まずはWBOの判断待ちになりそうだ。

 初防衛戦について新チャンピオンは「ゾウ選手が再戦を望むならどこでもやるつもり。挑戦者がだれであろうと一戦一戦やっていくだけ」とどんな試合でも受けて立つ構え。傷が治り次第、練習を再開する予定だ。

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