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石田、3年9ヵ月ぶりの日本リングで圧勝

2013年8月4日 21時21分

 元WBA・S・ウェルター級暫定王者の石田順裕(グリーンツダ=現日本ミドル級3位)が4日、大阪市IMPホールでエリー・パンガリヴァン(インドネシア)に2回KO勝ち。日本で3年9ヵ月ぶりの試合を勝利で飾った。

日本復帰戦に楽勝した石田(左)

 IMPホールを満員にした石田は初回終了間際に先制のダウンを奪い、続く2回にも左右ボディーで2度追加。インドネシア・ミドル級1位のパンガリヴァン(14勝3KO3敗)だが、あえなく10カウントを数えられた。タイムはこの回1分ちょうど。

 物足りない相手に「もっと頑張ってほしかった」とこぼした石田だが、多くのファンの温かい出迎えに感激。「ただいま帰ってきました!」と声を張り上げて報告した。

 3月モナコで最強王者ゴロフキンにKOされた石田が現役続行を決意したのは、もう一度世界を目ざすため。「衰えも感じない」と現役最年長ボクサーになってなお、やる気を見せている。またプロ入りした村田諒太(三迫)の存在もかなり気になる様子で、試合後リング上で「勝つ自信もあるし、ぜひ戦っていただきたい」とアピール。石田の本石昌也マネジャーも「12月に東京で予定する次戦は村田選手もふくめ全チャンピオンに声をかけたい」と語っていた。

日本1位の川口(左)は苦しんだ

 セミに登場した日本バンタム級1位の川口裕(グリーンツダ)は岡畑良治(セレス)に苦戦。3-0の判定勝ちを飾ったが、タイトル初挑戦に向けて気勢の上がる内容ではなかった。岡畑のサウスポースタイルにペースを握れず、攻め手を欠いた。「今日のデキなら(タイトル戦は)厳しい」と反省しきり。スコアは78-76、77-75、77-76だった。

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